困難ごとに
アラバマ州エンタープライズ市には記念碑があります。それは珍しいことではありませんが、ここの記念碑はちょっと異色です。功績のあった市民ではなく、ある甲虫の業績を称えているからです。
成長の記録
もし引っ越すことがあったとしても、台所のドアは外して持って行きたいと思います。そこには、子どもたちの成長の記録が残っているからです。私たち夫婦は数ヶ月ごとに、このドアを背にして子どもたちを立たせ、背比べをして印をつけてきました。その成長の記録によると、娘は一年の間に10センチも身長が伸びました。
旅立ち
僕の人生の救い主になってくださいと81年前の今日、9歳の少年がイエスに祈りました。少年の母は「クレアが今日歩みを始めた」と書き残しています。
聖霊の助け
年始に一年の目標を立てる人は少なくありません。もっと貯金しようとか、運動をしようとか、ネットにはまって時間を無駄にしないようにしようとか、色々なことを自分に約束します。私たちは心を新たにして一年を始めます。しかし、慣れ親しんだ習慣に引き戻そうという誘惑があって、それにうっかり負けてしまうときがあります。その回数が徐々に増えると、ついには元通りになってしまいます。まるで、目標など存在しなかったかのようです。
食欲不振
最近のことですが、ひどい風邪をひいてしまって、あまり食欲がありませんでした。水さえ飲んでいれば、何も食べなくてもお腹がすきません。しかし、それで良いはずはありません。身体は栄養を必要としているのですから、とにかく食べなくてはいけません。
複雑な心境
私たち夫婦は結婚式の当日、実に複雑な心境でした。誤解しないでください。35年以上たった今でも、あれは素晴らしい出来事だったと言えます。けれども、結婚式のわずか数週間前に、妻の母親ががんで亡くなったのです。妻の叔母が「花嫁の母」の代役を立派に果たしてくれました。しかし、私たちは幸福の真っただ中にありながら、明らかに違和感がありました。母の不在が、すべてに影響を与えていたのです。
子どもへの手紙
人生が終わるときでさえ、C.S.ルイスは若い人の信仰の成長に心を砕いていました。フィリップという男の子の手紙に、病いを押して返事を書きました。フィリップの文章には表現力があると褒め、ナルニア国物語のライオン、アスランがイエス・キリストを象徴していることに気づいてくれたのはうれしいと書きました。その翌日、C.S.ルイスはイギリスのオックスフォード市キルンスにある自宅で息を引き取りました。65歳の誕生日の1週間前のことでした。
制限の中ですべきこと
ケン・ディール氏は86歳になって、30年間、ボランティアとして仕えてきた刑務所伝道の働きを引退することになりました。最後の日曜日の礼拝説教では、受刑者たちに向けて刑務所内で主イエスに仕えなさいと語りました。ディール氏は、何人もの例を挙げましたが、その人たちも受刑者で、中には終身刑の人たちもいました。誰もが出て行きたいと思うこの場所で、信仰を育て、福音を伝えようとディール氏は励ましました。
親身になって聞く
英国オックスフォードのマグダレン・カレッジの教会に、亡くなったC.S.ルイスの同僚や友人たちが集まったのは、葬儀の1週間後でした。彼らは、学者の心にも子どもたちの心にも信仰と想像力の火をともし、その炎に風を送りつづけてきたルイスの功績を称えました。