非公開: 神と出会った人のうた

神と出会った人のうた

No student enrolled

天国からの癒やし

聖書のみことば:Ⅱコリント1:1-10

慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。—Ⅱコリント1:3

トマス・ムーアはアイルランドの詩人であり、作詞家、そして歌手です。多くの人たちが彼の歌を聴き、また歌いました。彼の才能は、多くの人たちに喜びを与えました。しかし悲しいことに、彼の生活は、5人の子ども全員に次々と先立たれるという不幸に見舞われ、とても困難なものでした。ムーアの賛美歌は、「なやむものよ、とく立ちて、めぐみの座にきたれや。天のちからにいやしえぬ、かなしみは地にあらじ」(讃美歌399番)と語っていますが、彼の心の痛みを思うとき、この言葉は一層重みを帯びてきます。心に響くこの歌詞は、祈りの中で神にお会いするならば、私たちの痛んだ心も癒やされていくことを思い出させます。

使徒パウロは、コリントのクリスチャンたちに次のように書きました。「私たちの主イエス・キリストの父なる神、慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます」(Ⅱコリ1:3-4)。彼もまた、天の御父が傷ついた心を慰めてくださると知っていました。しかし、私たちは時として、自分の悲しみにとらわれてしまって、そればかりを見つめるので、慰めてくださるお方を遠ざけてしまいます。私たちは思い出さなければなりません。神の慰めと癒やしは、祈りを通して与えられます。

神に思いのたけを打ち明けるなら、心に平安が与えられます。そして、傷ついた心が少しずつ癒やされていきます。「天のちからにいやしえぬ、かなしみは地にあらじ」。まさに、そのとおりだからです。

祈りは、希望と癒やしが育つのに最適の土壌だ。

コメントを残す

クリスチャンが人口の1パーセントに満たないと言われる日本で「アメージング・グレイス」というキリストのあがないの愛をたたえる歌が、なぜこれほどまでに歌われるのでしょう。この歌の作詞者ジョン・ニュートンの人生は、神と出会ったことで麗しく変えられました。ニュートンに限らず、神と出会った人の歌は、人の心に普遍的な感動を与えます。デボーション5日プラン「神と出会った人のうた」は、ゴスペル(讃美歌)の作者やそれを歌う人たちの人生を振り返りつつ、聖書に向き合うことを願って作られたものです。