全部のことばが重要
キム・ピークは、サヴァン症候群(並外れた記憶力を持つ)で、シェークスピアの全作品を暗記していました。あるとき「十二夜」を観劇していて、役者が台詞の中の単語をひとつ飛ばしてしまったことに気づきました。そして突然、「ストップ」と言って立ち上がったのです。役者は謝罪しましたが、それを気にする人はいないだろうとも言いました。するとピークは答えました。「シェークスピアは気にすると思いますよ。」
つながり続けなさい
ある朝、パソコンがインターネットに接続できなくなっていることに気づきました。プロバイダーに連絡すると原因を調べてくれ、モデムの故障だと分かりましたが、モデムを交換しに来てくれるのは、どんなに早くても明日になるということでした。インターネットが24時間も不通になると思うと、私は少しうろたえ、果たして乗り切れるだろうかと思いました。
みことばを食べる
欽定訳聖書の翻訳で有名なジェームズ王は、この聖書が印刷された時期に、公式祈祷文をも編纂(へんさん)するように命じました。この祈祷文は今日でもとりなしの祈りを導いたり、礼拝の司式をする文書として用いられています。ここには礼拝者が聖書のみことばを内在化させる助けになる祈りが記されています。「祝福されたる主。聖なるみことばを記させて、私たちに学ばせてくださるお方。どうか私たちを助けてください。わたしたちが、みことばを聞き、読み、心に刻み、学び、消化することができますように。しっかり頑張れますように。そして主のきよいみことばによって、永遠のいのちを授かる祝福された望みをしっかりと抱きしめることができますように」と書かれています。
昔、預言者エレミヤも同じような祈りをしました。みことばによって心に栄養を与えてくださいと、次のように祈ったのです。「私はあなたのみことばを見つけ出し、それを食べました。あなたのみことばは、私にとって楽しみとなり、心の喜びとなりました。万軍の神、主よ。私にはあなたの名がつけられているからです」(エレ15:16)。私たちは、聖書のみことばを「読み、心を込めて学び、深く味わって魂の養いと」することで、自分のものにしていきます。
みことばを自分のものとして適用できるよう、今日祈りましょう。みことばのミルクや肉をしっかりいただく時間をとりましょう(ヘブ5:12)。心を静めて向き合えば、神は聖書を通して、ご自身について教えてくださいます。
永遠の手紙
ホビー・ロビーという手芸チェーン店の創設者の家族は、キリストを信じて生まれ変わった人たちです。社長のスティーブ・グリーン氏は聖書のみことばが大好きで、世界中の稀覯(きこう)本や古文書を集めた聖書博物館を建てたいと願っています。「聖書が何を語っているのか人々に考えてもらいたくて、聖書の話にまつわる博物館を作りたいと思っています。
27パーセント
聖書の預言に対する関心度は人によって違います。クリスチャンの中には、預言を常に気にしていて、世界の時事について、これはキリストの再臨が近い兆候だという話をいつもしている人がいます。その一方で、預言に全く関心が無く、預言とクリスチャン生活は関係しないかのように思っている人もいます。
賢い人の輪
私は以前、カリフォルニア州のある教会の役員でしたが、当時、最年長だったボブ・スミス兄は、役員会が導きを必要とするとき、いつも神のみことばに立ち返るように促してくれる人でした。
時代の精神
どの時代にも「時代の精神」といえる固有の考え方や価値観があり、社会はその影響を受けています。これは、だんだんとみんなに受け入れられていき、倫理的な違和感がなくなり、ついには、流行の価値観として人々に容認されるようになります。