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黄色いレインコート

まず目に留まったのは黄色いレインコートでした。茶色の長い髪をした可愛い新入生に、私の心はときめきました。私は勇気を出して、郷里から届いた手紙を読みながら歩いている彼女に話しかけ、ぎくしゃくしながらも、何とかデートに誘いました。断られるかと思いましたが、驚いたことに承諾してもらえました。

素晴らしい爆発

ケイティ・デイヴィスは著書「ケイトからキス」の中で、ウガンダに移り住んで、現地の少女たちを我が子として育てている喜びを述べています。ある日、娘のひとりが尋ねました。「ママ、もしイエスさまを心に迎えたら、私は爆発しちゃうの?」ケイティははじめは、そんなことはないから大丈夫と答えました。イエスを心に迎えるというのは霊性の問題だからです。

報われる

息子のロバートは、「僕にはできない。難しすぎる」と、絶望のあまり鉛筆を投げ捨てました。私たちの9歳になった息子には学習障害があり、普通に読み書きをすることができません。やっと良い学習法が見つかりましたが、それには大変な努力が必要でした。毎晩20分間、一日も欠かさずに、読み書きの練習をさせなければならなかったのです。やる気になれない夜もありました。前進は望み薄だと感じるときもありました。しかし私たち夫婦は、息子に年齢相応の読書力を身に付けさせるのは、親としての責任だと固く信じていたので、あきらめずに奮闘しました。

ようこそ新しい家族に

ミッションスクールの高校の聖歌隊を引率してジャマイカに伝道旅行に行ったとき、神の愛が生きて働く様子を目撃して感動しました。ある日のことです。私たちは、障害のある子どもたちが暮らす孤児院を訪ねました。生徒たちはそこでドナルドという脳性小児まひの少年と友だちになったのですが、そのドナルドは、養子として引き取られることになっていました。

無料のトマト

車のトランクに食料品を積み込んでいると、ふと隣の車に目がいきました。真っ赤なトマトの詰まったバスケットが後ろの窓から見えています。色つやが良く丸々していて、店で見たどんなトマトより立派です。そのとき車の持ち主の女性がやってきたので、「見事なトマトですね」と言うと、「今年は豊作でした。少し差し上げましょうか」と言ってくれました。見ず知らずの私に分けてくれることに驚きながらも、喜んで受け取りました。無料です。そのトマトは、見た目にたがわず美味しいトマトでした。

天は喜ぶ!

ジョアンはクリスチャンホームで育ちましたが、大学生になると信仰に疑問を持つようになり、神から離れていきました。大学を卒業後、幸せを求めて世界中を旅しましたが、心は満たされないままでした。ところが、つらい出来事をきっかけに、神が自分を追い求めておられると気づきました。自分には神が必要だとも思いました。ジョアンは両親にドイツから電話をかけて、「人生をキリストにささげることにしたわ。私は変えられたの。心配をかけてごめんなさい」と言いました。両親は大喜びです。息子や嫁たちに電話して、すぐに実家に来るようにと言いました。このうれしい知らせを直接会って伝えたかったのです。「あなたたちの妹がキリストを心に迎えたのよ」と言うと、彼らは涙を流して喜びました。

普通の日

博物館で「ある日のポンペイ」という展示を鑑賞しながら、そこで繰り返されるテーマにはっとしました。それは、紀元79年8月24日が、何の変哲もなく普通に始まった一日だった、ということです。当時のポンペイは、人口2万人を有するローマ帝国の港町として栄えていました。町の人々は、家庭や市場、そして港で、変わらぬ日常を過ごしていました。午前8時頃、近くのヴェスヴィオ山から、いくつかの小さな噴煙が目撃され、午後になって火山の大噴火がありました。それから24時間も経たないうちに、ポンペイ市は市民もろとも、深い火山灰の下に埋もれてしまいました。まったく予期せぬ出来事でした。

本当の偉大さ

自分は大渓谷に転がる小石のようだと感じることはないでしょうか。大したことは何もできない、と思ってはいませんか。しかし、神はそのような人を大いに用いられます。

与える競争

クリスマスの時期に、面白いなと思ったテレビのコマーシャルがあります。お隣さん同士が仲良く競い合ってクリスマスムードを盛り上げるというものです。両家は相手を横目で見ながら、クリスマスツリーやイルミネーションなどを競い合ってどんどん豪華に飾り付けます。そして、どちらがより豪勢に近所のみんなに贈り物ができるかと競って、楽しそうに走り回るのです。