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超視

彫刻家には、この種の芸術家だけが持つ特別な眼力が備わっています。それは、自然のままの石に目を向け、そこに完成した芸術作品を見て取るというもの、「超視」とでもいえるような能力です。

神の御前に出る

妻のマーティは料理上手です。職場での長い一日の終わりには、香り豊かな美味しい食事を楽しみに帰宅します。妻の料理は美味しいだけではなく、見栄えも最高です。彼女は盛り付け方もマスターしています。皿の上には、ふっくら炊き上がったご飯と肉や野菜が彩りよく盛られています。それらは、食卓について彼女の逸品を楽しみなさいと手招きしているようです。

昨日、今日、明日

仕事場にある写真や記念品は、すべて過去のものだとふと気づき、処分しようかと思いました。そのとき、これらの品には懐かしい思い出という以外、何の意味も無いのだろうかと考えました。この写真や記念品が今日どのような意味を持つのか、また明日に対してどんな意味を持つのか、それを見つけなければ、ただ思い出に浸るだけになってしまいます。

神の民がヨルダン川を渡り、約束の地に入るとき、神は指導者となったヨシュアに12人を選ばせ、各々が川の真ん中で石を取って、自分の宿営地に運ぶようにと命じられました。そして、この石を記念として据えなさいと言われました(ヨシ4:1-5)。それは、子孫たちが後に「これらの石にはどういう意味があるのですか」と尋ねるだろうからです。その時彼らは、神は真実なお方で、自分たちを守り、ヨルダン川の水をせき止められて、安全に渡らせてくださったと教えることができます(6-7節)。

クリスチャンにとって、神が助けてくださったことを証する、目に見えたり、手で触ったりできる何かを持っているのはよいことです。それによって、私たちは神が今日も誠実なお方であることを思い出すことができ、その確信とともに明日に向かって、神に従順に歩んで行けます。私たちの「石」は、私たちに神を畏れることを教えてくれます。それと同時に、他の人たちにも、神の御手は非常に強大だということを知らせます(24節)。

神の御業についての思い出は、私たちの今日や明日を築く礎になります。

万物の理論

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書13-16
聖書のみことば ヨハネ1:1-13
 
なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、―コロサイ1:16

科学者たちは、それひとつで万物を説明できる理論を追い求めてきました。物理学者ブライアン・グリーンはそれを発見したと言って、「エレガントな宇宙:超ひも理論がすべてを解明する」を記しました。グリーンの「ひも理論」は複雑な概念です。

天のビックリマーク!

1年で聖書を!
◆ イザヤ書34-36
聖書のみことば Ⅰ列王記8:22-30
 
天は神の栄光を語り告げ、―詩篇19:1

アメリカ航空宇宙局(NASA)が2011年8月に公開したハッブル望遠鏡が捉えた映像に、多くの人がにっこりしました。それは、ふたつの銀河が衝突していく映像です。この衝突は、まるで天に描かれたビックリマーク(!)です。私が読んだ最近の統計資料によると、宇宙には約1千億もの観測可能な銀河があるそうです。

栄光を受けるべき方

1年で聖書を!
◆ エズラ記1-4
聖書のみことば 創世記1:1-23
 
鳥が地の上、天の大空を飛べ。―創世記1:20

ひとりの若者が1909年9月29日、巨大な箱型の凧とおぼしき奇妙な機械に乗って空を飛びました。十分に高度が上がると、パイロットはニューヨーク港の上空を旋回しました。人々はそれを見上げて驚嘆しました。港に停泊中の船は汽笛を鳴らして、飛行の成功を祝いました。自由の女神の周りにいた人々は、ウィルバー・ライトが天高く舞い上っていく姿に喝采を浴びせました。