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神の言い分、私の言い分

1年で聖書を!
◆ ハガイ書1-2
◆ 黙示録17
聖書のみことば ヤコブ1:21-27

 
あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、―申命記30:20

孫娘のエリアナが遊びに来ていた日中の出来事を、帰宅した私に妻が話してくれました。エリアナはしばらくおもちゃで遊んでいましたが、別の部屋に行こうとしました。それで、「エリアナ、まずおもちゃを片付けてちょうだい」と、おばあちゃんに注意されました。ところがエリアナは「そんな時間はないの」と、すかさず応えたのです。エリアナはわずか2歳です。スケジュールに追われているわけではありません。

ブルドッグの目線で

1年で聖書を!
◆ ミカ書6-7
◆ 黙示録13
聖書のみことば イザヤ書42:1-7

 
わたし、主は……あなたを召し、……囚人を牢獄から、やみの中に住む者を獄屋から連れ出す。―イザヤ書42:6-7

息子夫婦が飼っているブルドッグは、54キロのたくましい体で、恐ろしい顔をしています。名前は「バディ(相棒)」ですが、私をなかなか信用してくれません。私に近寄ろうともせず、遠く離れて、私の目を見ようともしません。しかしある日しゃがんでみると、下膨れのバディの顔がゆるむのに気づきました。バディは私を恐れなくてよいと分かったようです。嬉しそうに走って来ると、大きな前足を上げて私に飛びつき、筋肉の盛り上がった首を伸ばして、なでてくれとねだります。

私を通して神の愛が

1年で聖書を!
◆ アモス書7-9
◆ 黙示録8
聖書のみことば Ⅰコリント13

 
愛は決して絶えることがありません。―Ⅰコリント13:8

修養会のリーダーが、第1コリント13章4節から8節の「愛」を「イエス」に置き替えて音読しましょう、と言いました。「イエスは寛容であり、イエスは親切です。また人をねたみません。イエスは自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、…イエスは決して絶えることがありません。」まったく違和感がありません。ところが次は「イエス」に替えて自分の名前を入れましょう、と言いました。

価値がある

1年で聖書を!
◆ 哀歌1-2
◆ ヘブル10:1-18
聖書のみことば 詩篇139:1-16

 
私がひそかに造られ、……たとき、私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。―詩篇139:15

昔、常連客が毎日出入りする店を舞台にした、テレビのホームコメディー番組がありました。自分を喜んで迎えてくれる場所、自分が名前で知られている場所、というコンセプトの番組でした。

無私の愛

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書50
◆ ヘブル8
聖書のみことば ピリピ2:20-30

 
彼[エパフロデト]は、キリストの仕事のために、いのちの危険を冒して死ぬばかりになったからです。―ピリピ2:30

イラクで服役中の19歳の兵士は、建物の屋上から手りゅう弾が落ちて来ることに気づきました。彼は装甲車の砲塔で機関銃を構えていたので、落下物を撃ってはねのけようとしましたがうまくいかず、爆弾は装甲車の中に落ちてしまいました。彼には脱出する時間がありました。しかし逆に、手りゅう弾に飛びついてその上に覆いかぶさったのです。この驚くべき捨身の行為で、4人の同僚兵士の生命が助かりました。2007年12月4日のことです。

親切な行為

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書27-29
◆ テトス3
聖書のみことば ルカ10:25-37

 
あるサマリヤ人が、旅の途中、そこに来合わせ、彼を見てかわいそうに思い、
― ルカ10:33

私たちは愛の少ない者です。なぜでしょう。親切にできない最大の理由のひとつは、相手の値踏みをするからです。私たちには「私の親切を受けるにふさわしい人とは、かれこれしかじかの人」という固定観念があります。イエスに「では、私の隣人とは、だれのことですか」と質問した人がいました(ルカ10:29)。つまり、「私の親切を受けるのにふさわしい人は誰ですか」という質問です。イエスはその答として、たとえ話をなさいました。

仲良くする

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書3-5
◆ Ⅰテモテ4

 
見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。
―詩篇133:1

私たちが家族で出かけるとどうなったか、今でも思い出すことができます。子どもたちが車の後部座席で言い争ったり、文句を言ったりして、楽しい気分に水を差します。誰もが「パパ、お姉ちゃんが押した!」や「ママ、お兄ちゃんが、独り占めする!」といったけんかを覚えているでしょう。

ため込むか、助けるか

1年で聖書を!
◆ イザヤ書56-58
◆ Ⅱテサロニケ2
聖書のみことば イザヤ書58:6-12

 
飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、―イザヤ書58:10

イギリスが第一次世界大戦に参戦した1912年の8月、オズワルド・チェンバーズ牧師は40歳で、妻と1歳の娘がいました。間もなくして、毎日3万人の男たちが新たに軍隊に入隊し、国民は、自家用車や自分の農耕馬を政府に売るように言われました。日刊紙には、戦死者や負傷兵の名前が載り始めました。英国は経済危機に直面していました。

確実に守られる

1年で聖書を!
◆ イザヤ書50-52
◆ Ⅰテサロニケ5
聖書のみことば ローマ8:35-39

 
わたしの愛の中にとどまりなさい。―ヨハネ15:9

買い物に行ったとき、気まぐれに赤い風船を買いました。大きな可愛い文字で「アイ・ラブ・ユー」と書かれています。けれども、車に荷物を積み込んでいるとき、その風船の糸が指からするりと抜けました。そして、空に向かって飛んでいったのです。私は立って見つめていました。風船はすぐに小さな赤い点となり、最後には、単なる記憶になりました。