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私たちの祈りと神のみこころ

祈ってくださいと書かれた手紙が届きました。「祈ってください。私は多発性硬化症患者です。筋肉が弱り、物を飲み込むのも困難です。痛みは増すばかりですし、視力も落ちています。」何もしてあげられないようで、やりきれない思いでした。とりなしの祈りを求める文面には、弱っていくばかりの体を憂う女性のあきらめさえ感じられました。

見捨てられた?

新約聖書の中で最も多く引用されている詩篇は何でしょう。なじみ深い23篇だと思うかもしれませんが、実は詩篇22篇です。その冒頭には、ダビデの悲痛な心の叫びがあります。「わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。」これは、イエスが十字架の上で口にされた言葉でもあります(マタ27:46、マコ15:34)。

危険な取引

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書21-23
聖書のみことば ルカ9:18-27
 
自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。―ルカ9:24

世界中が2010年に深刻な経済危機に陥ったとき、ある世界的な大手銀行の幹部たちは、投資に伴うリスクについて顧客をだました疑いで司法当局の捜査を受けました。その投資は高い収益を約束したにもかかわらず、実際は損失を出す運命にあり、該当商品を購入した客には何も残らないことが、銀行側には分かっていました。

助けはすぐそこまで!

1年で聖書を!
◆ 詩篇106-108
聖書のみことば 黙示録2:12-17
 
わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。―黙示録2:13

チリの炭鉱で33人の作業員が地下深くの坑道に閉じ込められました。彼らは、自分たちは苦しみながらゆっくりと死んでいく運命をたどると思って絶望したのではないでしょうか。しかし、レスキュー隊が自分たちの正確な居場所を把握したこと、また、救助作業がすでに開始されたとのメッセージが地上からもたらされたとき、どれほどうれしかったことでしょう。

追いつめられて

1年で聖書を!
◆ 詩篇97-99
聖書のみことば ルカ6:27-36
 
あなたを侮辱する者のために祈りなさい。―ルカ6:28

子どもたちを日曜学校に連れて行くために、有名な伝道者D.L.ムーディーは、シカゴのある地区にやって来ました。すると、3人の男たちに家に連れ込まれ、部屋の隅に追い込まれて脅迫されました。「ちょっと待ってくれ」とムーディーは言いました。「祈ってもいいだろう?」男たちはムーディーの願いを聞き入れたので、彼は彼らのために熱心に祈りました。

「楽な」人生への道

1年で聖書を!
◆ 詩篇46-48
聖書のみことば Ⅰテサロニケ3
 
このような苦難の中にあっても、動揺する者がひとりもないようにするためでした。あなたがた自身が知っているとおり、私たちはこのような苦難に会うように定められているのです。―Ⅰテサロニケ3:3

幸せを感じられない若者をテーマに執筆を続けるローリ・ゴットリーブへのインタビューは、「親は子どもを幸せにするために必死になりすぎていませんか」「それが結果的に逆の効果をもたらしていませんか」で始まります。ローリの結論は、「そのとおり」です。

手に負えない不測の事態

1年で聖書を!
◆ 詩篇40-42
聖書のみことば ヤコブ4:13-17
 
むしろ、あなたがたはこう言うべきです。「主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。」―ヤコブ4:15

人生には予期しないことが起こって、厄介な状況に陥ってしまうことがあります。数十年前のことですが、私の父は自分に落度がないのに解雇されました。その出来事が家族に与えた衝撃を今でも覚えています。養うべき子どもがたくさんいたので、失業は痛恨の一撃でした。

勝利と敗北

1年で聖書を!
◆ 詩篇22-24
聖書のみことば コロサイ3:1-12
 
あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。―コロサイ3:2

マスターズ・トーナメントは、プロゴルフの世界で最も権威ある大会のひとつです。2009年、ケニー・ペリーは首位で最終ラウンドを迎えましたが、優勝を逃して2位に終わりました。しかし「彼は落胆しているが、失望はしていない」とニューヨーク・タイムズ紙の記者ビル・ペニングトンが伝えています。

私を信じなさい

1年で聖書を!
◆ Ⅱサムエル記22-24
聖書のみことば 詩篇121
 
あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。―イザヤ書43:2

幼い頃、叔父夫婦と一緒にミシガン湖に行きました。いとこたちは沖に出て泳いでいましたが、私は岸辺の近くで遊んでいました。すると、叔父のノームが「シンディーは泳げないのかい?」と質問したので、私は「そう。泳げないの」と答えました。すると彼は言いました。「心配しなくてもいいよ。