1年で聖書を!
◆ 詩篇26-28
◆ 使徒22
聖書のみことば Ⅱテモテ1:1-10

 
主をほめたたえよ。……(主は)あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、―詩篇103:1,4


恵みと平安ということばが、新約聖書のパウロのどの書簡にも、諸教会への挨拶のことばとして記されています。そしてテモテへの手紙には、「父なる神および私たちの主キリスト・イエスから、恵みとあわれみと平安がありますように」(Ⅱテモ1:2)と、あわれみということばが加わっています。これらのことばをひとつひとつ、吟味してみましょう。
 

恵みとは、聖なる神が与えてくださるもので、私たちは、それを受ける資格のない罪人ですが、それでもくださるのです。使徒の働き17章25節は「神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった」と語ります。次のひと呼吸さえ神の賜物です。どれほどつらい時でも、神は力をくださるので、私たちは耐えていくことができます。

あわれみとは、私たちが自業自得の報いを受けないようにしてくださることです。哀歌3章22節は、「主のあわれみは尽きない」と語ります。私たちが強情でわがままなときも、神は時間を与えて主に立ち返るように助けてくださいます。

平安とは、神がご自分の民に与えてくださるものです。イエスは「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います」(ヨハ14:27)と言われました。最悪の状況にあるときでも、神が支配しておられるので、私たちは安らかな心でいられます。

私たちには生涯、主のために生きる恵みとあわれみと平安が与えられます。それで私たちは励まされます。 (Albert Lee)

神の恵みは測り知れず、神のあわれみは尽きず、神の平安は言葉では言い表せない。