1年で聖書を!
◆ 詩篇103-104
◆ Ⅰコリント2
聖書のみことば 詩篇104:1-13

 
空の鳥が住み、枝の間でさえずっています。―詩篇104:12


モーツァルトは作曲の天才とたたえられていますが、あるとき、鳥のさえずりからメロディーを思いつきました。ある人によると、モーツァルトはムクドリを飼っていたそうですが、その鳴き声に魅せられ、その旋律をもとにしてひとつの曲を作ったそうです。
 

詩篇の作者もまた、鳥からインスピレーションをもらいました。詩篇104篇の作者は、地上の生き物たちの世話をしてくださる神をほめたたえています。鳥が空高く飛んだり、木の枝に止まったり、心から喜びの歌を歌う様を観察して、水のほとりに「空の鳥が住み、枝の間でさえずっています」(12節)と歌いました。大自然の中で彼の心は神への賛美であふれました。音楽のような鳥のさえずりも、神を賛美する理由のひとつだったでしょう。

大自然の中に見えるものに感激して、神をあがめずにはおられないということがよくあります。「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」(詩19:1)と詩篇に歌われているテーマは、聖書の中に繰り返し登場します。

神が賛美される創造のみわざとは、目に見える被造物だけではありません。それらを通して自然の中に流れ出る音も、神がお造りになったものです。毎日の生活の中で、神が作ってくださったメロディーに心を向けましょう。そのメロディーによって私たちは、ますます創造主をほめたたえたいと願うでしょう。 (Dennis Fisher)

大自然は、神が指揮される壮大な交響曲だ。