Month: 9月 2011

祝された確信

1年で聖書を!
◆ 箴言13-15
◆ Ⅱコリント5
聖書のみことば Ⅱコリント5:1-10
 
私たちはいつも心強いのです。そして、むしろ肉体を離れて、主のみもとにいるほうがよいと思っています。―Ⅱコリント5:8

妻を亡くした男性が、こんな話をしてくれました。彼は、「奥さまをなくされて本当にお気の毒です」と言われたので、「いえいえ。家内はなくしていませんよ。彼女がどこにいるかは、ちゃんと分かっています」と答えたというのです。

神のあわれみ

1年で聖書を!
◆ 箴言10-12
◆ Ⅱコリント4
聖書のみことば 詩篇31:9-15
 
私をあわれんでください。主よ。私には苦しみがあるのです。私の目はいらだちで衰えてしまいました。私のたましいも、また私のからだも。―詩篇31:9

今日で2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロから10年になります。9月11日が来ると、アメリカ全土のみならず全世界に激震を与えた、あの破壊映像と悲嘆、そして喪失感が、心によみがえります。それを思い出すことなく、この日を迎えることはできません。何千もの尊い生命が失われ、この国が安全だという安心感が無くなり、国全体が深い喪失感に襲われました。あの個人的、また国全体としての喪失感は、あの日の出来事と共に、いつも思い出されることでしょう。

よき隣人たち

1年で聖書を!
◆ 箴言8-9
◆ Ⅱコリント3
聖書のみことば ヘブル13:1-6
 
あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。―ルカ6:36

アメリカ合衆国の空域が同時多発テロで封鎖されたので、2001年9月11日、すべての航空機は、最も近い空港に着陸せざるをえませんでした。その日、40機あまりの飛行機が、ニューファンドランド島のガンダーに着陸しました。このカナダの小さな町の人口は、恐怖に怯えた何千人もの乗客によって、あっという間に、ほぼ倍になってしまいました。島の人々は自分たちの家庭を開放し、行政は学校や教会、集会所などを整えて宿泊施設にしました。立ち往生していた乗客たちは、住民たちの親身な世話に感動したそうです。

決して分からない

1年で聖書を!
◆ 箴言6-7
◆ Ⅱコリント2
聖書のみことば マルコ4:26-32
 
地は人手によらず実をならせるもので、―マルコ4:28

神学生のころ、YMCAが主催する小学生のための夏季キャンプで奉仕しました。そして毎朝、福音理解につながる内容を組み込んだショート・メッセージをしました。そのひとつが、馬になりたかった鹿の話です。私は、クリスチャンになるとは、キリストにあって新しく造られた者になることだ、と理解してもらおうと、この話をしました。

大きな古時計

1年で聖書を!
◆ 箴言3-5
◆ Ⅱコリント1
聖書のみことば 詩篇90:1-12
 
私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください。― 詩篇90:12

ヘンリー・クレイは1876年、祖父の生涯を通して、忠実に時を刻み続けた時計を題材にした、「大きな古時計」という歌を書きました。おじいさん愛用の時計は、子どもから老人になるまで、彼の人生の節目を見ていました。「100年休まずにチクタク、チクタク。おじいさんと一緒にチクタク、チクタク。今はもう動かない、この時計」と、この歌は繰り返します。

公正さに焦点を当てる

1年で聖書を!
◆ 箴言1-2
◆ Ⅰコリント16
聖書のみことば 箴言1:1-9
 
悪を憎み、善を愛し、門で正しいさばきをせよ。―アモス書5:15

大リーグ135年の歴史の中で、完全試合を達成した投手はわずかに20人です。2010年6月2日、デトロイト・タイガースのアーマンド・ガララーガは、21人目の投手になろうとしていました。ところが、投手なら誰でも夢見る完全試合の達成はふいになってしまいました。審判が判定ミスをしたのです。録画ビデオは、それを映していました。審判は後日、誤審を認めて謝罪しましたが、試合中の判定を後で覆すことはできません。

成長の計測

1年で聖書を!
◆ 詩篇148-150
◆ Ⅰコリント15:29-58
聖書のみことば エペソ4:1-16
 
私たちがみな、信仰の一致……に達し、……キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。―エペソ4:13

高校生が机の長さを温度計で測ろうとしたので、教師のデービッドは唖然としました。彼は15年間の教師生活の中で多くのショッキングな場面に立ち会いましたが、それでも、定規と温度計の区別もつかないまま高校生になってしまった若者には驚愕させられました。

仕事は素晴らしい

1年で聖書を!
◆ 詩篇146-147
◆ Ⅰコリント15:1-28
聖書のみことば 創世記1:26-31
 
神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。―創世記1:26

仕事はアダムとエバの罪の結果、もたらされた呪いだと考えながら育ったクリスチャンがいます。この考え方が放置されると、普通の仕事は神の目に尊いことではないと考えたり、牧師や宣教師の働きよりも劣っていると思ったりします。ところが、創世記1章26~31節を読むと、それは間違いだと分かります。

蟻の世界

1年で聖書を!
◆ 詩篇143-145
◆ Ⅰコリント14:21-40
聖書のみことば Ⅱテモテ4:9-18
 
デマスは今の世を愛し、私を捨てて―Ⅱテモテ4:10

クリスチャン大学の学長になって、最高に嬉しいイベントは卒業式です。その日、私は、「あの卒業生たちは、キリストの力で世界を変える、との熱い信仰を持って船出するのだ」と興奮しながら、卒業式の会場に向かっていました。そして、ふと足元に目をやると、働き者の蟻たちが忙しそうに動き回り、いつもの日課をこなしています。私は思いました。「蟻さん、『砂の山』を築くより、もっと大切なことが今、起こっているのだよ。」