1年で聖書を!
◆ 伝道者の書4-6
聖書のみことば ローマ15:22-33
 
兄弟たち。……お願いします。私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。―ローマ15:30

友人メリッサの娘で9歳のシドニーは、骨髄移植と化学療法を受けるために入院しています。そんな彼女の夢を見ました。彼女は両親と一緒に病院の真ん中の部屋にいました。彼女の部屋はいくつもの部屋に取り囲まれており、その部屋には一家の親戚や友人たちが泊っていて、彼女の治療のために絶えず祈りをささげていました。

実際のところ、シドニーの病室の周りには親戚や友人の泊っている部屋はありません。しかし、霊的な話をするならば、シドニーはみんなの愛と祈りにずっと囲まれています。

使徒パウロは、祈りに囲まれることを望んでいたようです。彼が教会に宛てた手紙の多くには、私のために祈ってください、という要望が記されています(Ⅱコリ1:11、エペ6:18-20、コロ4:2-4、ピレ1:22)。そして、ローマのクリスチャンに宛てた手紙には、「…私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください」と記されています(ロマ15:30)。パウロは、神の御力がなければ、神により良い奉仕をささげることはできないと知っていました。

聖書は、主イエスも、私たちのために祈っておられると教えています(ヨハ17:20、ヘブ7:25)。また、聖霊も祈られ、その祈りは神のみこころにかなった祈りであると書かれています(ロマ8:27)。祈りに囲まれるのは何という慰めでしょう。

(Anne Cetas)

聖霊に促された祈りには大きな力がある。