Month: 9月 2018

力づくで進まない

ボディービルの選手には、競技会に合わせた厳しいトレーニングサイクルがあります。まず、身体を大きく強くする時期、次に、脂肪を減らし筋肉を見えやすくする時期。そして直前になると、筋肉組織がよく見えるよう、普段より水分を控えます。競技会当日の選手たちは、外見は強そうですが、実際は栄養が枯渇して最も弱い状態です。

橋を架ける

私の町の住宅は防犯用の高い塀で囲まれています。塀の上に電気柵を取り付ける家もあります。一方、この国では停電が日常茶飯事なので、呼び鈴が作動せず、訪問者が炎天下や大雨の中、塀の外で待たされたりします。居留守を使われる場合もあります。防犯用の塀は、それなりの効果がありますが、悪意のない訪問者に対して差別の壁になることもあります。

星の向こうに

アメリカ航空宇宙局(略称NASA)は、米国の宇宙開発の研究拠点として設立され、2011年に30周年を祝いました。その間、355名以上の飛行士がスペースシャトルで地球と宇宙を往復し国際宇宙ステーションを建設しました。5機のシャトルが引退した後は、深宇宙の探査に乗り出しました。

父の家に行く道

人生には辛い日々があります。出口のない闇のように感じて圧倒されるときがあります。私たち家族がそういう境遇にいた頃、妻が朝のデボーションのあとで、「神さまは、明るい日が来ても闇の中で学んだことを忘れないようにと言われている」と言いました。

旅路を行く力

クリスチャンとして生きることについて教える寓話「恐れのない国へ」は、ハバクク書3章19節に基づいています。羊飼いと旅に出た主人公は、ひどく不安で「自分を担いでください」と羊飼いに頼みます。しかし、羊飼いは「それは簡単ですが、自分で登らないと、雌鹿のように足を鍛えて私の相棒としてついてくることはできませんよ」と答えます。

ミグリオ巡査の心

ミグリオ巡査は家庭内暴力の通報で出動し、処理に半日を費やしました。女の子を救急搬送、交際相手の男を拘束、母親は訳が分からず震えていました。ミグリオはこの事件をしばらく忘れられないでしょう。「君のせいじゃないさ」と上司が慰めてくれても何にもなりません。職場を出ると事件を忘れられる同僚もいますが、ミグリオにはできません。こんなひどい事件はなおさらです。