Month: 2月 2020

神の前に富む

子どもの頃、大恐慌を経験した両親は、働き者で無駄遣いをしません。しかし、貪欲ではなく、教会や福祉団体、困っている人に気前よくお金や時間を与える賢い人でした。

イエスに解放される

薬物から足を洗い、イエスに従う前のKCの人生はめちゃくちゃでした。長く一緒に暮らしていた母親は、ついにたまりかねて家を出ていったと言います。彼は、麻薬を買う金欲しさに盗みを働き、家族のお金さえ盗んだと正直に打ち明けます。今はすっかり更生し、「今日で〇年〇か月〇日間薬を使っていない」と毎日毎日、確認しつづけて過ごしています。私とKCは聖書をともに定期的に学んでいますが、私の前にいるのは、人生を変えられた人です。

刺し通された愛

電話もメールもしました。そして今、門の前に立っていますが、返事はありません。カーラの兄は、うつ病と依存症から引きこもっていました。カーラは何とかしたいと兄の好物に元気の出るみことばを添えて、門の上から中に降ろそうとしましたが、忍び返しに袋が引っ掛かり、中身が地面にこぼれました。思いやりの品は無駄になったのでしょうか。兄が気づき、彼女の思いは伝わるでしょうか。カーラには、希望を捨てずに兄の癒しを祈ることしかできませんでした。

古代からの約束

ガブリエル・バーケイ博士の研究チームは、1979年、エルサレム旧市街の外の墓地でふたつの銀の巻物を見つけました。それは、25年の検証を経て2004年、現存する最古の聖書の一文で、紀元前6世紀に埋められたと認定されました。そのみことばが、感動的です。それは、神が祭司を通して民を祝福する言葉、「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように」(民6:24-25)でした。

私たちの帰る場所

それぞれが最初の伴侶を悲劇的に失って数年後、ロビーとサブリナは恋に落ち、各々の子どもを連れて再婚しました。彼らは新しい家庭を「ハビラ」と名づけました。ヘブル語の「苦しみもだえる」と「生む」を合わせ、痛みから美しいものが生まれるという意味を象徴させたのです。過去を忘れるためではなく、「灰から生まれた人生と希望を祝うため」に家庭を作ったと言います。そこは彼らが帰るところであり、人生を喜び祝い、未来の約束にみんなでしがみつく場所だと言います。