作家で伝道者のベッキー・ピパートが外国に住んでいた時のこと。行きつけのネイルサロンのヘザーに福音を伝えたかったのですが、きっかけがつかめません。そういう話には興味がないようでした。それで、祈ってから出かけました。サロンで古い雑誌をめくっていると、あるモデルの写真に釘付けになりました。ヘザーが「どうしたの」と尋ねたので、そのモデルは自分の友だちで、以前、ヴォーグ誌の表紙を飾ったのだと話しました。そして、彼女がイエスを信じたいきさつを語ると、ヘザーは熱心に聞いてくれました。

ベッキーが次にサロンに行くと、ヘザーは退職していました。彼女は、神が祈りに応えて福音を語らせてくださったと確信しました。

ベッキーは自分の弱さを悟り、使徒パウロのように助けを求めました。パウロは肉体のとげを除いて欲しいと祈りました。しかし、神は「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」(Ⅱコリ12:9)と応じられました。パウロの学習は、事の大小を問わず、神に頼ることでした。

神に頼って周りの人を愛そうとするなら、神はあなたに、純粋な気持ちで信仰をあかしする機会をくださいます。