静寂を求める人に最適な部屋が米国ミネソタ州ミネアポリスにあります。オーフィールド研究所の無響室(反響の無い部屋)は、全ての音の99.99%を吸収し、「地球上で最も静かな場所」と呼ばれています。この部屋を体験したい人は、音の無い状態に精神がやられないように座ったままでいなければなりません。この部屋で45分以上過ごせた人は、いまだ無いそうです。
こんな静寂は不要ですが、騒がしい日常の中で、少し静かにしてほしいと思うときがあります。ニュースやソーシャルメディアは人の注意を引こうと競って騒ぎます。否定的な感情をかき立てる言葉や画像が次々と現れ、それらに取り囲まれていると、神の声がかき消されそうになります。
預言者エリヤは神に会うためにホレブの山に行きましたが、激しい大風の中にも、地震の中にも、火の中にも、神は見つかりません(Ⅰ列19:11-12)。しかし、彼は「かすかな細い声」を聞きました。そして、外套(がいとう)で顔をおおい、「万軍の主」(12-14節)に会うために洞穴から出てきました。
あなたのたましいは、静寂を求めているのかもしれませんが、それ以上に、神の声を聞きたいと願っているのではないでしょうか。自分の生活の中に「静寂の部屋」を作りましょう。そして、神の「かすかな細い声」(12節)を聞き逃すことのないようにしましょう。
神が私たち子どもと交わる方法をいくつか挙げてください。なぜ、神と日常的に交わることが必要なのでしょう。
愛する父よ、今日、私の心を静め、あなたと面会する準備をさせてください。