Category  |  神との交わり

静寂の部屋

静寂を求める人に最適な部屋が米国ミネソタ州ミネアポリスにあります。オーフィールド研究所の無響室(反響の無い部屋)は、全ての音の99.99%を吸収し、「地球上で最も静かな場所」と呼ばれています。この部屋を体験したい人は、音の無い状態に精神がやられないように座ったままでいなければなりません。この部屋で45分以上過ごせた人は、いまだ無いそうです。

イエスにとどまる

ジュノという保護猫をもらいました。大人の黒猫です。正直なところ、私はネズミを退治したかっただけでしたが、家族はペットが欲しかったのです。保護施設の担当者は、最初の週は必ず同じ時間に餌をあげるように指導しました。ここが自分の家であり、必ず餌をもらえる安全な場所だと学ばせるためです。そうすれば、仮に徘徊(はいかい)しても、必ず帰って来るからです。

ひとりではない

フレドリック・ブラウンの短編小説『ノック』は「地球上で最後に残った男が、ただひとり部屋のなかにすわっていた。すると、ドアにノックの音が……」と語ります。謎の生き物が来たのでしょうか。彼はひとりではなかったのです。

大ぜいの群衆

日曜日の朝、私たちはコロナ禍で離れ離れでしたが、喜びと期待を胸に礼拝に集い、ガヴィンとティハナの結婚を祝いました。スペインやポーランド、セルビアなどにいる親族や友人たちも参加できるように、ITに詳しいイラン人の友人が、式の様子を動画配信しました。この工夫によって、みんなは、二人の結婚の誓いを、制約のある中でも見守れたのです。神の御霊が私たちを一つにし、喜びをくださいました。

イ・カボデの戦い

ワシントン・アーヴィングの『スリーピー・ホローの伝説』は、カトリーナという美しい女性と結婚したいイカバッドという教師の物語です。話の鍵は、町はずれに出没する首なし騎士です。ある晩、イカバッドは馬に乗った幽霊らしきものに遭遇し、恐怖でその地から逃げ出します。読者に明白なのは、この「騎士」は、カトリーナと後に結婚する彼の恋敵だということです。

神への渇望

スミス夫妻が新居に引っ越すと飼い猫がいなくなりました。ところが、SNSに投稿された前の家の周囲の写真にその姿が写っています。夫妻は喜んで猫を連れ帰りましたが、またもや逃亡です。結局、前の家を買った人が引き取りました。猫が「我が家」に帰ることを誰も止められなかったのです。

聞かれない祈り

火星探査車オポチュニティは、14年間、NASAのジェット推進研究所と交信しました。2004年の着陸以降、45キロ以上も走行し、21万枚以上の画像を撮り、多くの物質を分析しました。しかし2018年、大規模な粉じん嵐が太陽電池の起電力を低下させ、交信が絶えました。

干ばつを耐える

カリフォルニア州ヴィクターヴィル市の一部が、2019年4月、「回転草」におおわれました。この草は、近くのモハーヴェ砂漠に生えていて、成長すると2メートル近くにもなるやっかい者です。風で根元から折れると球状に丸まり、風に飛ばされ転がり、種をまき散らします。それが強風で市内まで吹き飛ばされてきたのです。

彼方からの声を聴く

携帯電話やWi-Fi、電子レンジさえ無い…。それが「アメリカで最も静かな町」と呼ばれるウェストバージニア州グリーンバンクの生活です。ここには世界最大の可動式電波望遠鏡があって、深宇宙の中性子星や銀河が発する電波を「聴く」ために「静かな」環境が必要です。サッカー場より大きな開口面を持った望遠鏡は、電波の送受信が法律で厳しく規制されている広大な地域の真ん中にあります。