ラリーはもうすぐ85歳になります。35年前に知り合って以来、私にとって、よい刺激をくれる友人です。退職してから本を書いていたとか、新しいミニストリーを開拓していると聞きましたが、興味を持ちこそすれ驚くことはありません。

旧約聖書の人物カレブも85歳ですが、隠居の気配はありません。彼の信仰と献身は、何十年にもわたる荒野の生活や神の約束の地を獲得する戦いを支えました。カレブは言いました。「モーセが私を遣わした日と同様に、今も私は壮健です。私の今の力はあの時の力と変わらず、戦争にも日常の出入りにも耐えうるものです。……主が私とともにいてくだされば、主が約束されたように、私は彼らを追い払うことができます」(ヨシ14:11-12)と述べて、アナク人を追い出し、ヘブロンを相続しました。

年齢や人生の変化、周りの状況にかかわらず、神はご自分を心から信頼する人を助けられます。神は救い主イエスを通してご自身を現され、主イエスを通して、手を差し伸べられました。その御業や教えが福音書に記され、私たちはそれを読んで神に対する信仰を奮い立たせます。ヘブル人への手紙が「主は私の助け手。私は恐れない」(ヘブ13:6)と語っているとおりです。老いも若きも、強くても弱くても、自由でも不自由でも、元気でもそうでなくても、神に助けを求めることをあきらめる必要はありません。