霊の戦いをするときは熱心に祈るべきです。一方、フロリダ在住のある人は、祈る方法を間違えると非常に危険だと学びました。彼女は、ある日、運転中に目を閉じて祈り、一時停止の標識を見落としました。交差点を突っ切って住宅の庭に突っ込み、出られなくなったのです。幸いけがはありませんでしたが、危険運転と器物破損で違反切符を切られました。この祈りの戦士は、エペソ人への手紙6章の「目を覚まして」(18節)という大切な部分を見逃してしまったようです。

エペソ人への手紙6章の神の武具の記述に関連して、使徒パウロは次の2点を加えています。一つは、霊の戦いは、祈りで戦う。すなわち、聖霊の内にあって、神の力を頼りに祈る、さらには、神の導きに従い、聖霊の促しに応答することです。あらゆる祈りを、あらゆる場面で祈りましょう(18節)。次に「目を覚まして」いること、すなわち、隙のないことです。そのような用心深さは、イエスの再臨を常に意識する助けになります(マコ13:33)。また、誘惑に打ち勝ち(14:38)、他のキリスト者のためにとりなしの祈りをするように教えています(エペ6:18)。

私たちは日々霊の戦いをしています。「目を覚まして祈る」という姿勢を貫きましょう。悪の力と戦い、キリストの光で暗闇を照らしましょう。