保護猫を引き取った人の話です。猫がお腹を空かせているようなので、水とキャットフードをキッチンに用意し、その場所まで連れていこうとしました。やせ細った猫は、最初のうちついていきましたが、途中で立ち止まり、それ以上動こうとしません。その人を信用してついていけば、食べ物が待っているというのに。
この話から、私も神に対して同じことをしている、と思いました。「神さま、あなたを信じてますよ。でも、あなたの言うようにしてうまくいくとは限らないでしょう?」と言っているのです。神の最善がすぐ先に用意されているのに……。
神の道は信じるに値します。神は、私たちを愛して「わたしはあなたを目覚めさせ 行くべき道を教えよう。あなたの上に目を注ぎ、勧めを与えよう」(詩32:8)と言われています。ただ、人は命令に盲従する「馬やらば」(9節)とは違うので、神は己の意志でご自分に従う人を喜ばれ、そうする人とは永遠に共にいる、と約束されています。聖書は「神に逆らう者は悩みが多く 主に信頼する者は慈しみに囲まれる」(10節)と語ります。私たちがすべきことは、主の臨在は私たちの歩みのそばにあると信じつつ、主に従うことです。
神を信頼しきれない不安や恐れがありますか。それはどんな不安や恐れですか。神は今、そんなあなたをどのように導いておられますか。