長期入院中の3歳の男の子シャイロのために多くの人が祈っていましたが、やがて脳死状態となりました。母親のセシィは言いました。「神様にはシャイロを癒やし、家に帰らせる力があると分かっている。召天という形で癒やされる場合があることも受け入れている。でもね、時々、全き信仰がないのかしらと怖くなる」。私は答えました。「神は全知のお方。あなたは全てを神に委ねている。それこそが全き信仰ですよ」。数日後、シャイロは天に召されました。セシィは悲しみに暮れながらも、神に感謝し、祈ってくれた多くの人たちにも感謝しました。そして、今も神が良いお方だと信じているし、神は神だ、という真理にも平安がある、と語りました。

イエスの再臨の日まで、私たちは「いろいろな試練に悩まねばならない」(Ⅰペト1:6)でしょう。つらい現実によってさまざまな感情が掻き立てられます。しかし、イエスの愛は、キリストにあって「新たに生まれさせ」(3節)られた人を、しっかりと命につなぎ、「言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれ」(8節)させてくれます。キリストを信じる信仰の結末は、「魂の救い」(9節)です。

聖霊が全き信仰を貫けるように助けてくださいます。キリストに全てを委ね、祈り心で、確信を持って歩み続けましょう。