最近、家庭の問題を考えてしまって、よく眠れないと友人が言いました。私はその日、教会で詩編3編を教えることになっていました。詩編3編を読むと、作者ダビデには安眠を脅かす家庭不和があったと分かります。息子アブサロムが彼の統治を弱体化させ、王権を奪おうと画策していました。
ダビデは絶望しました。彼は「イスラエル人の心はアブサロムに移っている」(サム下15:13)との報告を受けるとエルサレムを脱出しました。「わたしを苦しめる者は どこまで増えるのでしょうか」(詩3:2)と、当時の心境を述べています。
しかし、ダビデは、神が自分を守り「わたしの頭を高くあげてくださる」(4節)と思い出しました。すると、悩める者全てが求める安らかな眠りが訪れたのです。ダビデは「身を横たえて眠り わたしはまた、目覚めます。主が支えていてくださいます」(6節)と語ることができました。
苦しい状況にある私の友人にとって、これは価値ある知らせでした。厳しい状況や眠れぬ夜を過ごす、全ての人にとってもそうです。神は、そんな私たちを守り、休ませてくださいます。神に全幅の信頼を置くなら、「身を横たえて眠」(6節)れるように助けていただけます。
今、ダビデのような状況がありますか。救いの神などいないという声(詩3:3)ではなく、あなたを守るという神の約束を信じるために何をしますか。