Month: 7月 2025

洞窟の中で

ケンタッキー州のマンモス・ケーブにつながる巨大地下洞窟に、10代の活発な少年3人組が入っていきました。引率はこの洞窟の危険を熟知しているベテラン探検家のフランクです。ところが少年たちは、彼の「こっちだ!」という言葉を無視して勝手な道を進みます。それでフランクはヘッドランプを弱にして沈黙しました。少年らは彼を見失ったと恐怖に駆られ、フランクの名を呼びましたが、返事はありません。ようやく遠くでまたたく光を見て安堵(あんど)し、引率者に従う気になりました。

必死の祈り

ケリー・パッカードは、転居の荷造りの最中に突然倒れ、心停止になりました。一旦は蘇生したものの夜間に容体が悪化し、夫は親族に連絡するようにと医師に告げられました。家族は必死に祈りました。

成熟した信仰

ゲイルが駆け出しのキリスト教作家だった頃、出版社は花束やチョコレートなどを頻繁に贈ってくれました。しかし、その贈り物はやがて永続的な価値のあるものに変わりました。通読用の聖書、デボーションガイド、祈りの日記帳などです。これらを使ううちにゲイルの信仰は成長し、人々をキリストへ導くことに真剣になりました。

選択と結果

アマチュア鳥類学者ユージン・シーフェリンが、1890年、ニューヨーク市のセントラルパークで放った60羽のヨーロッパムクドリは、この種の試みとしては、記録されている最初の営巣成功例です。現在、約8500万羽がアメリカ大陸を飛び回っています。残念ながら、この鳥は外来種で、在来種を追い出し、牛に疫病を広め、年間の推定被害額は約1250億円です。シーフェリンは自分の行為が引き起こす損害を想像できませんでした。

祖母の最後の夜

日曜礼拝に着ていく服を一式そろえて寝る、というのが、土曜日の夜の祖母の習慣でした。早朝礼拝に出席していたので、すぐに出かけられるように準備していたのです。しかし、ある土曜日の夜、彼女は急病で入院し、そのまま天に召されました。祖父が病院から戻ると、祖母がそろえた服がありました。教会に行く準備も、神に会う準備も完了していたのです。