人の心を見る
◆ 詩篇10-12
◆ 使徒19:1-20
ノースカロライナ州のギリーンスボロで1960年の2月1日、全学生が黒人である大学の4人の学生が、街の食堂の「白人専用」の席に座りました。その学生のひとり、フランクリン・マケインは、近くに座っていた年配の白人女性が、自分たちを見ているのに気づきました。そして、人種差別に反対してわざとこのような行為をしている自分たちを、冷たい眼で見ているのに違いないと思いました。ところが数分後、その女性はマケインたちのところに歩いて来たのです。そして、彼らの肩に手をのせ「私ね。あなたたちのことを尊敬しているわ」と言いました。
年老いたパウロ
◆ 詩篇7-9
◆ 使徒18
自分の60歳の誕生日が来て、私の人生観はすっかり変わりました。私は以前、60代の人たちは「年寄り」だと思っていました。バリバリと働ける年数は、あとどれだけ残っているだろうと考えると、せいぜい10年ほどだろうと思いました。こんな不毛な考え方をしばらくしていたのですが、ふと、現役で働きに貢献している85歳の同僚がいることを思い出しました。それで、彼のところに行って60歳以降の人生について尋ねると、彼は過去25年間に、神がどれほど素晴らしい奉仕の機会を与えてくださったかを話してくれました。
再会する家族
◆ ヨブ記38-40
◆ 使徒16:1-21
私の住むコロラドスプリングスでは、「いのちを祝う同窓会」が29年間にわたり毎年催され、特別な人たちが再会しています。これは、コロラドスプリングス小児記念病院の新生児集中治療室にいた元患者が、医師や看護師、職員と再会する集会です。ベビーカーに乗った乳児もいれば、10代の若者もいます。子どもたちの両親も来て、彼らの生命を救い、生きるチャンスを与えてくれた人たちに感謝します。ガゼット紙のエドワード・パイク記者のレポートによると、病院のボブ・カイリー医師は「すべてのスタッフにとって、自分がなぜこの仕事を続けているのかを再確認させてくれるときです」と語ったそうです。