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寄稿一覧 Ade Chandra

疑わしきは罰せず

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記13-14
◆ ヨハネ2
聖書のみことば Ⅰコリント13

 
[愛は]すべてをかまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。―Ⅰコリント13:7

トーマス・インマン医師は1860年、効き目が確かでないなら、その薬は処方しないほうがよいと提言しました。つまり、患者は医師の疑念によって益を受けるべきだと言ったのです。このときに使われた英語のフレーズ(benefit of our doubts)は「疑わしきは罰せず」という刑事訴訟の原則を表すためにも用いられています。裁判官もしくは裁判員が、被告の犯罪事実の存否について確信に達しない場合は、無罪判決を言い渡さなければならないというものです。

来て見てください

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記10-12
◆ ヨハネ1:29-51
聖書のみことば ヨハネ1:35-46

 
来なさい。そうすればわかります。―ヨハネ1:39

大型スーパーの店員は通常、「電球はどこにありますか?」などと商品を探している客に、口頭の説明ではなく、「どうぞ、こちらです」と案内するように指導されています。質問のある人に対して、このように丁寧に、また、一緒に行って案内するという姿勢は、福音宣教にも応用できるのではないでしょうか。人をキリストに導くとはどういうことか、そのコンセプトを広げることができるかもしれません。

献身的な愛

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記7-9
◆ ヨハネ1:1-28
聖書のみことば ヨハネ1:9-14

 
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。―ヨハネ1:14

私の両親は、母の晩年のときにも、強い愛の絆とキリストを信じる信仰で結ばれていました。そのとき母は認知症を患っていて、家族を識別することさえできなくなっていました。しかし父は、母の入所している介護施設を定期的に訪れて、衰えていく母を受け入れ、支えていました。

信頼を学ぶ

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記4-6
◆ ルカ24:36-53
聖書のみことば イザヤ書66:7-13

 
主に信頼して善を行え。地に住み、誠実を養え。―詩篇37:3

コマドリのヒナの写真を撮ろうとして茂みにカメラを置くと、ヒナは目を開けずに口を開けました。枝が動くときはいつも、母鳥が来て餌がもらえます。それで、今、ガサガサと茂みで音を立てているのが何なのか、彼らは目を開けて見ようともしませんでした。

平和と和解

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記1-3
◆ ルカ24:1-35
聖書のみことば マタイ18:21-35

 
私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。―マタイ18:33

アメリカ合衆国では、1865年に南北戦争が終結しました。この戦争で50万人以上の兵士が犠牲になり、経済は壊滅的な打撃を受けました。そして国民は未だ、政治的に分裂したままでした。母の日を祝う慣習は、この苦難の時期に、平和と和解のために尽力したふたりの女性によって広がりました。1870年、ジュリア・ウォード・ハウは、女性が団結してあらゆる戦争に反対する「国際母の日」を提唱しました。数年後、アンナ・リーヴズ・ジャービスは、戦争によって疎遠になった家族や隣人を再びひとつにするために、年に一度、「母によるフレンドシップの日」を始めました。家族や友人の関係にひびが入り、互いに赦し合うことができないなら、そこには常に大きな苦しみが伴います。

賢い蟻

1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記21-22
◆ ルカ23:26-56
聖書のみことば 箴言6:6-11

 
[蟻は]夏のうちに食物を確保し、刈り入れ時に食糧を集める。―箴言6:8

私は毎年、ある特別なことをして春の訪れを祝います。それは、蟻駆除の毒餌を購入することです。この小さな侵入者たちは、台所の床に落ちている食物のくずを探して、絶え間なくやって来ます。食べ物の好き嫌いはありません。ポテトチップスのくず、米粒、チーズのかけらなど、何でもよいのです。

祈るとき?

1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記19-20
◆ ルカ23:1-25

 
主よ。急いで私を助けてください。―詩篇70:1

幼い頃のことです。ある朝、台所の椅子に座って、母が朝食を作っているのを見ていました。すると、コンロの火がフライパンのベーコンの油に引火して、炎が立ち上りました。母は小麦粉を投げ込んで火を消そうと戸棚の方へ走りました。

~なさい

1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記16-18
◆ ルカ22:47-71
聖書のみことば ヤコブ4:7-10

 
神に従いなさい。―ヤコブ4:7

アメリカの広告史上、最も効果的な宣伝文句のひとつは、カリフォルニアの牛乳生産組合の「ミルク飲んだ?」という簡単な質問です。彼らは、ほとんどの人の注意をこの質問で引きつけました。市場調査をしたところ、アンケートに答えた人の90%以上が、この宣伝文句を知っていたそうです。

決してひとりではない

1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記14-15
◆ ルカ22:21-46
聖書のみことば ヘブル13:1-8

 
金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」―ヘブル13:5

大学時代にサッカー選手としてプレーをしたせいか、「すばらしいゲーム」にひときわ魅力を感じます。その点で、特にイングランドのプレミア・リーグの試合が大好きです。高い技術とスピードがあるからです。同時に、ひいきのチームのためにサポーターが歌う応援歌の中にも、すばらしいものがあります。例えば、リバプールというチームは長い間、ミュージカル「回転木馬」の名曲「決してひとりじゃない」をテーマソングとして歌ってきました。5万人のサポーターが立ち上がり、この古い曲をひとつになって合唱するのを聞くと感動します。最後まで一緒に歩んで行こうというのは、選手にとってもサポーターにとっても、励まされることです。彼らにとって、ひとりぼっちで行くなど、あり得ないのです。