ワールドカップ史上最高の試合と称された2022年の決勝戦。フランス、アルゼンチン両チームは、3対3のスコアで延長戦を終了し、勝敗はPK戦に持ち込まれました。決勝ゴールを決めた瞬間、アルゼンチンの国中が歓喜に沸き立ちました。100万人以上がブエノスアイレスの町を埋め尽くし、嬉しくて大騒動する群衆のドローン映像が、ソーシャルメディアに拡散されました。BBCの記者は、町が喜びの炸裂で震えたと伝えました。

どんなときでも喜びは素晴らしい贈り物です。しかし、箴言は「町は、正しい人の繁栄に小躍り」すると述べ(箴11:10)、町やそこに住む人々の永続する深い喜びについて語ります。神がこうあってほしいと人に意図しておられるような生き方をする人が、地域社会に影響を与え始めるなら、それは良い兆しです。なぜなら神の正義が根を張り出した証拠だからです。貪欲が衰退し、貧しい人々は支援を受け、虐げられている人々は保護されます。神が正しいとされる生き方が栄えるなら、町には必ず喜びと「祝福」があります(11節)。

私たちが純粋に神の道を体現しているなら、その成果は、皆にとって良いものです。私たちの生き方が、より良い円満な社会を作ります。神は世界を癒やそうと働かれ、その働きに参加するように私たちを招いておられます。町に喜びを、と、私たちを招いておられます。