

温かい教会
子どもの頃、毎週日曜日は、朝も夕方も、喜んで、家族と一緒に教会に集いました。私たちの牧師は、子どもの私を歓迎し、私の文章力をほめ、応援してくれました。彼も日曜学校の先生たちも、御言葉を追い求めることを自ら模範になって教えてくれました。夕礼拝には、宣教師などが講演に招かれ、神の働きに参加したいという私の思いをかき立ててくれました。その教会は「コールドウォーター通りにある温かい教会」という牧師が掲げたスローガンがピッタリでした。私たちは完璧でなくとも、神の家族でした。大人になって「ここ!」という教会が見つからない時もありましたが、とにかく教会に通いました。そうやって、信仰を育んできました。

物事の本質
神学の講義をモスクワでした時、地下鉄に乗って昼食に行きました。天気は良く、授業も順調だったので、上機嫌で口笛を吹き始めました。すると、乗客たちは皆、「この人は気が変にでもなったのか!」という目で、こちらをじろりと見ました。私は、学校のスタッフに、皆、いろいろ大変で落ち込んでいるみたいだ、地下鉄で口笛を吹いたらにらまれた、と言いました。すると彼女は、「確かにいろいろ大変ですが、それが乗客の反応の理由ではありません。公共の場での口笛はここでは無礼なのです」と、丁重に教えてくれました。

神の子どもたち
好きな本の一つが、だまし絵の本です。例えば、2本の同じ長さの線が異なる長さに見える絵や、四つの階段がつながっているように見える「不可能階段」などの巧妙さにいつも驚かされます。一方、自分たちは必ずしもありのままを見ているわけではないと分かって、少々複雑な気持ちにもなります。

神の救出計画
乗船中のクルーズ船の4階デッキから5歳の娘が海に転落したと知るや否や、彼女の父は娘を救おうと12メートル下の海に飛び込みました。そして、救助隊に引き上げられるまで、10分以上、娘を抱えて立ち泳ぎを続けました。彼は、娘を助けるために全てをささげたのです。