

神の国を追い求める
新しい家に孫を泊まらせることになり、夜、部屋に広げた恐竜テントの中で一緒に本を読みました。彼はご機嫌でしたが、寝る段になると、「夜中に寂しくなったら、どうやって、おばあちゃんを探すの?」と、不慣れな家に不安気です。私は妙案が浮かび、リボンを一巻持って来ました。それを、彼のベッドから垂らし、部屋から廊下をつたわせ、私の寝室まで伸ばしました。そして「これで大丈夫。このリボンをたどれば、おばあちゃんの所に来られる」と言うと、彼は安心しました。

神に目を向ける
本のレイアウトデザイナーのエリースは、動揺を抑えきれません。明日が締切日なのに、採用した写真が使えないと印刷会社に言われたのです。修正には膨大な時間が必要です。しかし夫のサムは言いました。「心配しても始まらない。神に祈ろう。そして二人で、徹夜で頑張ろう。このソフトを使えば、時短になるかもしれない」

神と共にある永遠
イングランド南岸部で、2人の女性(どちらも「ケイト」という名前)が、「ひつぎクラブ」を運営しています。その目的は、自分の葬儀や埋葬を予めプロデュースし、自らの死に対する準備をする、というものです。13歳の時に父親を亡くした一人のケイトは、「あの時は怖かった。誰も死について口を開かなかった」と語ります。このクラブは、死を「普通のこと」と認識する一助なのです。

忍耐強く
放送局の社員だった小国士朗(おぐにしろう)氏は、認知症の高齢者のグループホームを訪問し、そこで皆の間違いを受け入れる姿に感動しました。それをきっかけに、寛容さと多様性を一緒に学ぼうと明るく啓発する方法を考え、その豊かな発想力と創造性によって「注文をまちがえる料理店」というイベントを開催しました。これは、ホールスタッフ全員が認知症患者で、それゆえ、注文を間違えるかもしれない、という一風変わったイベント型レストランです。注文を取る人全員が、記憶障害を抱えています。顧客の37%が注文通りの料理を食べられなかったというので、飲食店の常識からいえば失敗でしょう。しかし、お客は、それを承知で来ているので、「びっくり」の後には、「ごめんなさい」と大笑い。客は満足して帰っていきます。