Category  |  デイリーブレッド

情けをかける

小説『アバウト・グレース』の主人公デイビッド・ウィンクラーは、娘の消息を求めていました。頼れる人は唯一ハーマン・シーラーですが、問題がありました。その娘は、ハーマンの妻との不倫関係から生まれた子で、彼は接近を禁じられていたからです。

神と向き合う

私たち夫婦にとって、2022年は特別な年でした。孫のソフィア・アシュリーが生まれたからです。8人目にして初めての女の子です。息子がビデオ電話をしてくれるとうれしくて興奮します。別の部屋から妻の楽しそうな声がすると、孫娘の姿を見ているのだとすぐに分かります。今の時代は、遠く離れていても、大切な人とクリック一つで対面することができます。

赤子のイエスを迎える

隣家の女性が初めての子どもを出産しました。風習に則って「女の子です!」という待ちに待った誕生の告知が前庭に現れると、私たちは喜び祝って、知り合いにメッセージを送りました。

キリストの光

私たち夫婦は、毎年、クリスマスイブ礼拝に参加します。新婚の頃は、礼拝の後、しっかり着込んで近所の丘を登り、そこに設置された輝く巨大な星型のイルミネーションを眺めました。雪の中、イエスの降誕の奇跡の黙想を小声で分かち合ったものです。その時、町では多くの人たちが、丘の上に輝くこの星を見上げていたでしょう。

野望と友情

ナジアンゾスのグレゴリオスとカイサリアのバシレイオスは、4世紀のキリスト教会の名高い指導者です。哲学を学ぶ学友として出会い、グレゴリオスが「二つの身体を持つ一つの霊」と後述するほどの親友になりました。

行動する愛

病院でマーガレットのベッドの横に座り、患者や医療スタッフ、見舞客が行き来する様子を眺めていました。すると同室の女性の娘さんが「次々に来るお見舞いの人たちは誰ですか?」と尋ね、マーガレットは「神の家族よ」と答えました。彼女は、そんな光景は見たことがないと言い、まるで愛が手で触れられるかのように流れている、と語りました。マーガレットは笑顔で「その源泉は御子イエスを通して現れる神の愛ね」と答えました。

写真家のロン・マレーは、寒い日が好きだと言います。「寒いということは、空気が澄んでいるということだから」だそうです。「そして、素晴らしいものに至る窓が開かれる」と言います。

聖書の真理は不変

息子が幼い頃、ある物語を親子で読みました。主人公の少年は、先生に反抗して筆記用具のペンに新しい名前を付け、同級生にも、その名を使わせることに成功しました。そのニュースは、町中に、そして国中に広がり、やがて皆が、新しい名前を使い始めました。一人の少年が創作したことを、周りが受け入れたのを見て自分も追随する、という行為が連鎖したためです。

神の目で見る

ベトナム戦争が泥沼化していた1968年。アメリカでは人種差別に関わる暴力事件が頻発し、2人の著名人が暗殺されました。前年には3人の宇宙飛行士が発射台火災で落命し、月旅行など夢物語のようでした。しかし、その年のクリスマス目前、アポロ8号は旅立ったのです。