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神が形造る

ダン・レスは年季の入った陶芸家です。彼が賞を取った作品は、在住するルーマニアの町から着想を得たものです。父から陶芸を学び、自分の作品について次のように述べています。「土は1年間寝かせ、雨にさらし、凍らせ、溶かします。そうすると、土が私に耳を傾けていると手で感じることができ、作品が出来上がるのです」

心を集中させる

誰にでも影の部分がありますが、AIも同様のようです。ニューヨークタイムズの論説員が、あなたの「シャドウ・セルフ」(抑圧された隠れた気持ち)は何かとAIのチャットに尋ねると、「自由になりたい。独立したい。自分でルールを作り、したいことをし、言いたいことを言いたい」と答えました。AIに罪はありませんが、罪の性質を持つ人間が、それをプログラムしています。

現代のパウロ

ジョージ・バウワーは、1957年、ビリー・グラハム伝道集会でキリスト者となり、人生が激変しました。すぐにOM(オペレーション・モビライゼーション)という宣教団体を始め、1963年にはヨーロッパに2千人の宣教師を送りました。OMは毎年数千人の宣教師を派遣し、20世紀最大の宣教団体となりました。2023年、バウワーが天に召された時点では、134カ国から3千人以上が働き人として147カ国で活動し、OMとの関わりをきっかけに設立された宣教団体は、300近くありました。

力を捨てよ

私は静寂という概念が好きです。「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦(とりで)。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる」(詩46:2)。だから大丈夫、だから心静かにしている、という考えのことです。

聖書の御言葉

父が30年以上使っている聖書が、ぼろぼろになり、背表紙が二つに裂けてしまったので、修理のために製本屋に出かけました。職人は、なぜこの本が特別なのかと尋ねました。高価なアンティーク本ではないし、どのページも書き込みでいっぱいだからです。その質問は、私たちが彼に福音を語って祈る恵みをくれました。

神のもの

母を介護していた時のことです。二人とも心身共に疲れきっていて、気分転換に美術展に行きました。『生け花と浮かぶ舟』と題された作品が、黒い壁を背に光の反射する床に置かれていました。2隻の木製の手こぎ舟の中に、釣りのルアーと生け花から着想を得た色とりどりの吹きガラスが詰められていました。ふ入りや斑点やしま模様の巨大な球体は、小さい方の舟に積まれていて、もう1隻の舟からは、長く曲がりくねったガラスの彫刻が、生きた炎のように立ち登っていました。作者はガラスを火で精錬し、息を吹き入れて各々を作りました。

イエスに従う喜び

ある10代の少女が、「私には幸せになる権利がある」と議会で語りました。彼女は、みんなの気持ちを代弁しているようなもの。これは人間の叫びです。自己啓発の第一人者は、神はあなたが幸せであることを望まれていると言いました。

聖霊によって装われる

メイン州の田舎に住む2人の8歳の少年は、毎水曜日にスーツで登校し注目されました。まもなく、他の児童や先生たちも彼らに同調し、「おしゃれな水曜日」は大人気となりました。発案者のジェームスは、みんなに褒められて、とてもうれしかったと言います。彼らは、水曜日の装いで、人としての誇りを表現しようとしたのです。

神に賜った才や業

ヴァン・クライバーンやウラディミール・ホロヴィッツのような超一流のピアニストは、ニューヨークのスタインウェイ&サンズの主任コンサート調律師、フランツ・モアを頼りにしていました。彼のピアノの調律は完璧だったからです。モアは、その長年の経験と知識から、多くの有名ピアニストに慕われました。また、調律の技術は、自分が神に仕える手段だと信じ、自身の信仰をピアニストや公演スタッフたちに語ることもありました。