宇宙開発競争
アメリカ合衆国が、1955年7月29日、人工衛星の打ち上げ計画を発表するや、ソ連も同様の計画を発表し、宇宙開発競争が始まりました。ソ連は最初の人工衛星(スプートニク)を打ち上げ、次にユーリ・ガガーリンが、人類初の有人宇宙飛行をして、地球を1周しました。1969年7月20日、米国のニール・アームストロングが、月面に着陸。「人類にとっての偉大な飛躍」を成し遂げ、この競争は暗黙裏に終結しました。やがて、協力の時代が始まり、各国の協力で国際宇宙ステーションが建設されました。
新たな歩み
拍手喝采の中、成績優秀者に続いて、著しく前進した生徒たちが表彰されました。赤点ラインからの脱出、問題行動の解決、授業への出席や参加などを目指して1年間頑張った人たちです。この生徒たちの親は、過去ではなく、良い方向に歩み出した我が子の今を見て、笑顔で喜びました。
悔い改め
友人が結婚の誓いを破り、家族を傷つけました。そして、妻に赦(ゆる)してほしいと言うのです。私は、口先の謝罪だけではダメだと言いました。彼女に対する愛を行動で示し、罪に無頓着な態度と決別しなければならないと。
神の皿
その女性は、成人した娘が、有効なメンタルクリニックの治療を受けられるように、祈りつつサポートしていました。しかし、「そう」と「うつ」を激しく繰り返す娘を心配するあまり、自分も疲れ切っていました。そして、自分の健康も大切だと気付いた時、友人がある提案をしました。ベットの横に「神の皿」を置き、自分の力ではどうにもならない心配事を小さな紙に書いて、その皿に置くというものです。それでストレスが解消したわけではありませんが、それらの心配事は「自分の皿」ではなく「神の皿」にあると気付くことができると言いました。
指標となる言葉
著名な神学者J.I.パッカーは、2020年、94歳の誕生日を目前に召天しました。代表作「神について」(初版1973年、邦訳版1978年)は、150万部以上を売り上げています。彼は聖書の権威とイエス中心という弟子の生き方を真面目に貫くように教えました。晩年、教会に宛てての遺言を問われて「全ての道で主に栄光を帰すように」と簡潔に答えました。
インパクト
学校の皆が参加する昼食会でのことでした。リー教授は、清掃員のベンジーが遅れて来ると知ると、彼のためにバイキング料理を皿に盛り付けました。私たち神学生がお喋りしている間に、なくなりそうなデザートも一切れ取って、ココナツフレークをたっぷりかけました。この著名な神学者の行為には、神に対する溢れる愛と献身が如実に現れていました。その時の感動を、20年経った今でも、はっきりと覚えています。
森の暗室
トニー・ヴァッカロは撮影を務める通信兵には採用されませんでした。しかし、そんなことは構いません。彼は、森の中で雨のように降り注ぐ砲弾とりゅう散弾の恐怖の中で一般兵として戦いながら、その合間に撮影を続けました。夜、仲間の兵士たちが寝ている間、彼らのヘルメットを借用して写真を現像しました。深夜の森は暗室となり、ヴァッカロは第2次世界大戦の「ヒュルトゲンの森の戦い」の貴重な記録を残したのです。
天が歌っている
高校の合唱団がアルゼンチンの歌「エル・シエロ・カンタ・アレグリア」を喜びに溢れて歌っていました。素晴らしいと思いましたが、スペイン語が分からないので歌詞は理解できません。しかし、やがて「アレルヤ!」と聞きなれた言葉が高らかに響き、何度も繰り返して歌われました。神をたたえる言葉「アレルヤ!」は、世界中のほとんどの言語で似た発音になっています。私は、この歌の背景を知りたいと思って後からネットで調べました。すると、この曲のタイトルの翻訳は「天は喜びを歌う」でした。
助け合い
バスケットコートにフェアリー・ディキンソン大学(FDU)の選手たちが現れると、この下剋上チームに観客席から大声援が送られました。大学リーグで初戦敗退と思われていたからです。スタンドから彼らの応援歌が聞こえてきました。大学に応援団はないのに……。デイトン大学の応援団が試合の直前にFDU応援歌を習得したからです。自分たちのレパートリーでも十分だったのに、他校のために習うことを選択したのです。