御声を聴く耳
何年か前になりますが、息子と一緒にモンタナ州のマジソン川で舟釣りをしながら、数日間の気ままな旅を楽しみました。漕ぎ手も務める二人のガイド同伴です。
手を差し伸べる
アラスカ州バロー市の高校の関係者たちは、問題を起こして中退する生徒が入学者の半数にもなることにうんざりしていました。そこで、生徒たちが何かに興味を持てるようにとフットボールのチームを結成し、その中で人間力を養い、チームワークを学び、人生の教訓を教えるようにしました。ところが、バロー市はアイスランドより北に位置する寒冷地で芝が育たないため、生徒たちは砂利と泥のグラウンドで練習しなければなりませんでした。
ピンクの羊
スコットランドのグラスゴーからエジンバラに向かって、のどかで美しい田園地帯を抜けるドライブを満喫しているとき、面白い光景に出会いました。小高い丘の頂に、ピンク色の羊の大きな群れがありました。
愛に生きる
友人のロクサーヌは、アフリカのある国に住んでいます。その地の人たちは長い距離を歩いて、小さな川から水をくんできますが、その水は汚くて病気になったり死んでしまったりする人もいます。安全な水の欠如は、クリスチャン団体や孤児院などが、その地で働くことを妨げてきました。しかし今、変化が起こっています。
シンプルさには力がある
アメリカで確定申告をする人たちの中で、税収業務の規則について理解しようと時間をかける人はほとんどいませんが、それにはもっともな理由があります。フォーブス誌によると、アメリカの課税者の分類コードが、2013年には400万を超えたそうです。実際、税法はどんどん複雑になっていて、専門家でさえ、すべての規則を正しく当てはめて処理するのは大変です。その複雑さ加減は、まったくもって厄介です。
気難しい人々
著書「被告席に立つ神」の中でC.S.ルイスは、うまく付き合うのが難しいのはどういう人たちなのかについて語ります。自己中心、怒りっぽい、嫉妬深いなど、ねじれた性質が良好な人間関係を阻害します。私たちは時々、こういう難しい人たちと争わなくてよいならば人生はもっと楽なのに、と思います。
家紋
アイルランドの西側に位置するアラン諸島は、美しいセーターで有名です。羊毛糸で様々な模様を編み込んだセーターです。この模様の多くは、島の文化や伝承に関係したものですが、中には家紋のように個人に関わるものもあります。この島の各家庭には、それぞれに固有の家紋があります。漁師が海で遭難したとしても、着ていたセーターの家紋の模様から、身元確認ができると言われています。
容赦なし
我が家の車のあだ名は、「せっかち君」です。日曜の朝は、ことさら気ぜわしくなります。教会で必要なものをすべて車に積み込んで、助手席に乗り込みます。そしてドアを閉めるやいなや、夫のジェイが車庫から車を出すのですが、私がまだごそごそしているうちに、シートベルトの警告音が鳴り始めます。「お願いだから、ちょっとだけ待って」と言っても、答えはもちろん「ノー」です。シートベルトを装着するまで、警告音は容赦なく鳴りつづけます。
思いやりある世話
マックスは趣味で小さな牧場を営んでいますが、最近、知らないうちに子牛が生まれていてびっくりしました。牛を買ったとき、妊娠中の雌牛がいるとは知りませんでした。悲しいことに、母牛は産後の肥立ちが悪く、まもなく死んでしまいました。マックスはすぐに粉ミルクを買い、ほ乳瓶を使って自ら子牛にミルクを飲ませました。彼は、「子牛は僕が母親だと思っているみたいだ」と言いました。