Category  |  神の家族/家族

善にしがみつく

車を青空駐車場に止めて敷地を横切って家に帰ると、オナモミの実が服にくっつきます。俗称「ひっつき虫」。秋は特に厄介です。それは、服や靴、通りすがりの何にでもくっついて移動し、近隣の草地ばかりか世界中に種をばらまいて増えていきます。

重荷を軽くする

女性たちで聖研のグループを立ち上げた途端、次々と辛い出来事がメンバーを襲い、私たちは急速に親しくなりました。父親を亡くしたり、生まれた子が全聾(ぜんろう)だったり、離婚後の結婚記念日や我が子を救急搬送したことなど、どれを取っても、独りでは負いきれない苦悩です。皆がそれぞれに弱い立場だったことが、互いに対して心を開きやすくしたようです。少し前までは、よく知らない人たちだったのに、一緒に泣いたり、祈ったりするうちに、私たちは強い絆で結ばれました。

家族になる

モーリス・グリフィンは32歳で養子になりました。彼は、幼いころから20年前までゴッドボールド夫妻の里子としていっしょに暮らしていました。今では独立して自分で生活していますが、養子縁組をすることは、モーリスもゴッドボールド夫妻もずっと望んでいたことでした。両者が再会を果たし、養子縁組が正式に成立すると、モーリスは「私の人生でおそらく最高の瞬間です。…わが家に帰れて幸せです」と述べました。