愛するために愛される
雑貨屋に「いかに愛するかではなく、いかに愛されるかによって、人の心は決まる」という、確か「オズの魔法使い」のせりふを記した壁掛けがありました。
キャンペーン
毎年、私たちの地域の若者たちは「優しくなろう」キャンペーンに参加します。2012年には6千人の生徒たちが協力して、運動場に人文字で「優しくなろう」と書きました。ある校長は「生徒たちが、いじめの恐怖や不安を持つことなく学校に来て、学習できることを願っています。生徒たちが互いに傷つけあうのではなく、互いに励まし合って学校生活を送ることができるように、私たちも一生懸命努力しています」と語りました。
存在という贈り物
ある会社の人事部長になって間もない頃のことです。ひとりのベテラン社員が亡くなりました。私は彼と面識はなかったのですが、葬儀に出席し、遺族を訪問しました。亡くなった人はレンガ職人で同僚から慕われていましたが、夫人のところを訪ねた人はわずかでした。家族を亡くして辛い人に何と言ったらよいか分からないから、みんないたたまれないのだと、誰かが彼女を慰めていました。
真似る
ラジオの宣伝が、腕時計のベルトを鮮やかな色にして、別の色の服とコーディネートするように勧め、「そんなあなたの大胆な色使いを、みんなは真似したくなるでしょう」と続けました。私たちはなぜか、他人が自分の真似をしてくれると何となく嬉しいと感じます。
まさかの友こそ真の友
私たち夫婦は、牧畜を営んでいる友人から我が家で食べる数ヶ月分の牛肉を購入しました。スーパーで買うより安価だからです。そしてそれを冷凍庫で保管していました。
輝くいのち
国際バスケットボール連盟によると、バスケットボールは世界で2番目に人気があるスポーツで、世界中に4億5千万人ものファンがいるそうです。
父に従う
父を思い出すときに心に浮かぶ格言があります。「どう生きろとは教えてくれなかったが、自身の生き方を見せることで、それを教えてくれた。」10代の頃、父が神とともに歩んでいるのを見ていました。父は信徒でしたが、礼拝奉仕をし、日曜学校の成人クラスで教え、献金の集計を手伝い、役員としても奉仕しました。教会の外では、福音を揶揄(やゆ)する人の中にいても忠実にキリストを語り、よく聖書を読みました。父は神に対する愛を、目に見える様々な行動を通して表していました。
愛がすべて
ある教会の掲示板に目が留まりました。「愛を受け入れなさい。愛を与えなさい。それを、繰り返しなさい。」これは、よい人間関係を築くためのモットーのようにも思えます。
危険と救助
グレース・ダーリンはイギリスの灯台守の娘です。1838年9月7日、彼女は沖合に難破船と遭難者を見つけました。そして勇敢にも父親といっしょに小舟を漕ぎ出し、荒波の中を2キロの沖合まで救援に向かいました。自分の命さえも省みず、他者を救おうとする深いあわれみと断固とした行動によって、グレースは伝説の人になりました。