持ち場に復帰
彼女は昔、親に暴言を放ちました。それが最後の会話になるとは知る由もなかったのです。後悔に苛まれ、何年もカウンセリングに通いましたが、未だ自分を赦すことができません。後悔の無い人はいません。しかし聖書は後悔に捕らわれない道を示しています。ダビデの例を見てみましょう。
完璧という呪縛
医師のブライアンは、ミスは許されないという姿勢で治療にあたってきました。しかし、入院は不要と判断した患者が一日も経たずに再搬送され、翌日亡くなりました。彼は打ちのめされ、今度こそ完璧にと努めましたが、完璧は不可能と学んだだけでした。
押入れを片づける
部屋を片付けてきなさいと言う母の声を、今でもはっきり覚えています。私は仕方なく部屋を片付け始めますが、しまうはずのマンガを手に取って読み始めます。ところがそれもつかの間、「5分後に部屋を点検するわよ」と言う母の警告が聞こえてきて、私は片付けを再開します。そんなにすぐきちんと片付けることはできないので、私はどうしてよいか分からない物を全部押入れに隠し、ベッドを整えて、押入れの点検がないことを願いながら母が来るのを待つのです。
知られる
私たち人間にとって、最大の葛藤のひとつは、人に知られたい、でもやっぱり知られたくない…というものです。私たちは神の姿に似せて造られているので、知られるために造られたと言えます。しかし、罪によって堕落してしまったために、誰もが他人には知られたくない罪や弱さを持っています。
陥落穴をおおう
中央アメリカを2010年5月下旬に襲った熱帯性暴風雨は「アガサ」と名づけられましたが、その豪雨は各地で大きな土砂崩れを引き起こしました。グアテマラシティの中心部には、深さ60メートルの陥落穴が口を開けました。突然地面が崩壊し、土砂とともに電柱や三階建てのビルを地の底に吸い込んでしまいました。
誠に申し訳ありません
ニュースは、スポーツ選手が飲酒運転で検挙されたり、政治家が破廉恥な行為を暴露されたりなどという有名人の不祥事が起こると、その事件の内容と本人の謝罪会見などをいち早く報じます。神妙な顔つきで「誠に申し訳ありません」と言っているのを聞いても、本人の心の中は神だけにしか分かりません。本当に反省しているのか、運悪く捕まってしまったと思っているのか、いったいどちらだろうと思ってしまうこともあります。
立ち直る
トリニティー大学のスカッシュチームは大学スポーツ史上最長の252連勝を誇っていましたが、2012年1月18日、エール大学に破れ、この記録に終止符を打ちました。14年ぶりの敗戦の翌朝、コーチのポール・アサイアント氏は、「さあ、切り替えてまた頑張れ」というメールを友人から受け取りました。そのメールを送った有名なアメフトのコーチは10日後、全米で最も人気のスポーツイベント、NFLスーパーボウルで敗北しました。私たちはみんな、それぞれの敗戦に耐えなければなりません。
C.S.ルイスからの手紙
ニューヨーク市のブルックリンに住んでいた高校生ハーヴィ・カールセンは1961年9月、イギリスのC. S. ルイスに手紙を書きました。ルイス著の『悪魔の手紙』を読んだハーヴィは、「この本を執筆中、サタンの妨害を受けましたか。もし受けたなら、どうやってそれに対抗しましたか」と質問しました。
勝利の戦略
高校のバスケットボールチームのコーチを務めていたとき、大失敗をしたことがあります。数人の選手を対戦相手の偵察に行かせると、彼らは帰ってきて「簡単に落とせます」と言いました。私たちは自信過剰だったのです。その試合には負けてしまいました。どこかで聞いたような話ですね。ヨシュアがアイに差し向けた偵察隊が、敵の力を見誤った状況によく似ていると思います。