亀と一緒に待つ
秋になり、冬の到来を予感するとニシキガメは池に潜り、腐葉土と泥の中に身を埋めます。首を甲羅に引っ込め、微動だにせず、心拍も消え入るほど遅くなります。体温は凍る手前まで下がり、呼吸も止まります。泥に埋まり、骨のカルシウムが血液に溶け出て外形が崩れ出すまで、6か月の間、じっと待っています。そして池の水がぬるむと、ニシキガメは浮上して、再び呼吸を始めます。骨は新たに形成され、甲羅は太陽の暖かさを感じます。
綿毛
くまのプーさんには「たとえ、話しかけている相手が聞いていないように見えても、じっと我慢。耳に小さな綿毛が入っちゃっただけかもしれないから」という名言があります。私はだんだんと分かってきました。自分のためになるのに、あなたの忠告を聞かない人の沈黙は、耳の中の小さな綿毛のせいかもしれないし、例えば、心が折れて落ち込んでいるというような、別の原因があるのかもしれません。
遅れの対処法
コンピューターシステムの不具合で、広い範囲で航空機が止まり空港で足止めされる。吹雪の中、何台もの車が絡む事故で高速道路が閉鎖になる。「すぐに返事する」と約束した人から返事がない。「遅れ」は時に、怒りやイライラを生みます。しかし、クリスチャンは神に助けを求めることができます。