聴いて応答する
◆ エレミヤ書50-52
自分のことばかり話す人に会ったことがありますか。礼儀で相手のことを訪ねると、その人は自分のことばかり話し、あなたについて尋ねようとはしません。ふたりの会話は、その人のことだけ、あなたの話題は皆無です。
さて、私たちのデボーションはどうでしょう。私たちはまず、神のみことばをいくらか読みますが、祈る段になると、さっさと自分のニーズに焦点を移して、あの問題を解決してください、生活の必要を満たしてください、病気を癒してください、助けてください、と祈ります。しかし、たった今読んだ神のみことばに対する応答はありません。神がたった今、語りかけてくださったことについては、ほとんど無視しているのです。
詩篇119篇の作者の態度は、このようではありません。この人は、「私の目を開いてください。私が、あなたのみおしえのうちにある奇しいことに目を留めるようにしてください」と、神のみことばを理解できるように助けてくださいと祈りました(18節)。彼にとって、神のみことばがどれほど大切であるかを告白し、「私の喜び」(24節)だと、祈りの中で述べています。
祈りの中でみことばに応答する習慣を身につけましょう。そうすれば、私たちのデボーションの質が大きく変わります。聖書を読むことと祈ることは、聴いて応答するというきちんとしたコミュニケーションであるべきです。
神のみことばに耳を傾け、それについて祈ろう。
普通vs.すごい
◆ Ⅰ列王記11-13
ゴルフの米ツアー最少スコア59は、もう100年以上も塗り替えられていない記録です。このスコアは2010年までのPGAツアーの歴史で、たった3回しか出ていません。ところが2010年、ポール・ゴイドスがそれをマークし、翌月にはスチュアート・アップルビーもこの記録を出しました。その結果、かつての夢のスコアは今や普通になりつつあるとコメントするスポーツ記者まで現れました。ひとつのシーズンに歴代タイの記録が2度も出たことには驚かされますが、だからと言って、それが普通になったと考えるのは間違いです。