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父のことばを覚えていた

ジム・デビッドソンはレーニア山を下山中、スノー・ブリッジが崩れてクレバス(氷の壁のひび割れ)に落ちました。暗い氷の壁の狭間に傷だらけで立っていると、子どもの頃の思い出がよみがえってきました。逆境に負けずに突き進めば、大きなことを達成できると、何度も語ってくれた父親のことです。その言葉がその後の5時間、ジムを支えました。不十分な装備で切り立つ氷の壁を這い上がり、暗黒の世界から生還したのです。

真実を言っているのは誰?

アメリカで2012年に行われた大統領選挙の期間、テレビの演説会や討論会には、政治アナリストによる事実確認が行われました。候補者の言っていることとやってきたことを照らし合わせて、その発言が真実に基づいているか、それとも選挙用に操作されたものかを測ります。

お気に入り

アメリカ、オーストラリアなどには「パンドラ」というインターネットの音楽ストリーミングサービスがあります。これを用いると、好みの音楽だけが流れる独自のラジオ局を作ることができます。流れている音楽に対して、「お気に入り」、または「気に入らない」マークをクリックして楽曲を評価していくと、やがて自分の好みの曲だけが流れるようになるのです。

窓に映るもの

アラスカで休暇を過ごしましたが、移動中の車の窓からたくさんの風景を見ました。暖かく、雨や霧に濡れることもない車内から、美しい景色を見ることができるのは感謝なことです。しかし、窓ガラスには課題もあります。雨が降ると、窓にしたたる水滴で視界がぼやけます。また、気温の変化によって窓の内側に結露ができ、外が見えづらくなるのです。

イヤーワーム

イヤーワームという言葉をご存知ですか。歌または音楽の一部分が頭の中で繰り返し再生され、耳から離れない現象のことです。人気のコマーシャルソングや「みんなのうた」から大流行した曲など。私にとって頭痛の種となったのは、ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」でした。

警告の標識

巨大なコンクリートの手指が、半ば砂に埋もれながら、空に向かって伸びています。これは、ウルグアイのとある砂浜の風景です。地元の人たちが La Mano(手)と呼ぶこの造作物は、海で溺れた人を覚える記念碑です。泳ぎに来た人たちに水難の危険を警告する目的で、チリ人アーティストのマリオ・イララザバルによって作られました。La Mano は観光名所となりましたが、本来の目的は今でも、海が危険であることを海水浴客に思い出させることです。

全部のことばが重要

キム・ピークは、サヴァン症候群(並外れた記憶力を持つ)で、シェークスピアの全作品を暗記していました。あるとき「十二夜」を観劇していて、役者が台詞の中の単語をひとつ飛ばしてしまったことに気づきました。そして突然、「ストップ」と言って立ち上がったのです。役者は謝罪しましたが、それを気にする人はいないだろうとも言いました。するとピークは答えました。「シェークスピアは気にすると思いますよ。」

つながり続けなさい

ある朝、パソコンがインターネットに接続できなくなっていることに気づきました。プロバイダーに連絡すると原因を調べてくれ、モデムの故障だと分かりましたが、モデムを交換しに来てくれるのは、どんなに早くても明日になるということでした。インターネットが24時間も不通になると思うと、私は少しうろたえ、果たして乗り切れるだろうかと思いました。

ゆっくりと味わって

妻のマーティーは、「ジョー、もう少しゆっくり食べたら。食事は味わって食べるものよ」とよく言います。私は、彼女よりだいぶ早く食べ終えます。彼女は、ひと口ひと口味わって食べているからです。