Category  |  恐れ

心配から自由になる

新型コロナウイルスが、2020年、世界中の人々を不安に陥れました。日本でも何万人もの人が感染し、外出自粛や営業自粛が要請されました。飛行機が運休し、大きなイベントは中止になりました。感染者が出ていない地域の人々も例外ではなく、やはり不安です。専門家は、世の中の否定的なニュースは人々を余計に悲しませ、心配を助長しがちだと言います。心配しない方法について「別のことを考えること」というコメントが、SNSで拡散しました。

勇気をふるう

アンドリューは福音宣教が禁止されている国の人です。私が信仰を秘密にする方法を尋ねると、秘密にしないと答えました。実際、教会を宣伝するバッチをつけていて、拘束されるたびに「あの人たちにもイエスが必要です」と警察官に語ります。神が自分の味方だと知っているので勇敢です。

魔法使いではないオズの人

ドロシー、カカシ、ブリキの木こり、臆病なライオンは、「オズの魔法使い」の登場人物です。みんなで、西の悪い魔女から不思議な力を持つほうきの柄を奪ってオズに帰ってきました。そして、魔法使いに再会しましたが、ドロシーの犬トトが、彼女たちと魔法使いを隔てる幕を引き倒してしまったので、魔法使いの正体は普通の人間だとばれてしまいました。その人は気弱なネブラスカ州出身の男性でした。一説によると、作者のライマン・フランク・ボームは、神を信じられない人で、自分の問題は自分にしか解決できないというメッセージを発したかったと言われています。

起こらなければよいのに

荒れ狂う嵐がアラスカ杉を激しく揺さぶり、根こそぎひっくり返しそうでした。夏の強い日差しを遮り、家族のプライバシーを守ってくれるこの木を守ろうと、レジーは15歳の息子を連れて駆けつけました。そしてふたりで何とか倒壊を防ごうとしましたが、力不足でした。

炎の内側

スペインのアンディラで発生した山火事は、2万ヘクタールの森林を焼き尽くしましたが、1,000本ほどの杉の一群は青々としたまま焼け残りました。水分を保持する性質があるため野火の中で生き残ったのです。

強く、雄々しくあれ

コスタリカの少年カレブは、夜、目を閉じると、闇が迫り来るように感じました。時折、ギーギーという家のきしむ音が静かな部屋に響き、屋根裏のコウモリが騒ぎます。母が常夜灯をつけてくれましたが、やっぱり怖いのです。ある晩、父がベッドの足板に聖書の一節を貼ってくれました。「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。…あなたの神、主が…あなたとともにあるからである」(ヨシ1:9)。カレブは毎晩、これを読みました。それは、彼が大学生になって家を出るまで、同じ場所にありました。

不合理な恐れ

両親が3ヶ月のうちに相次いで亡くなり、親に忘れられるという理にかなわない恐怖を感じました。私は大きな不安とともにひとり残され、この先、どうやって人生のかじ取りをすればよいのだろうと思いました。若く独り身だったので、深い孤独の中で神を求めました。

再び動き出した心臓

フィリップス、クレイグ&ディーンというゴスペル・グループは、2012年、ある心臓外科医の実話に構想を得て「テル・ユア・ハート・トゥ・ビート・アゲン(心臓に再び打てと告げよ)」をリリースしました。その医師は、患者の心臓を摘出して治療した後、元に戻して心臓マッサージをしましたが、心拍が再開しません。より強い手段を講じてもダメでした。そこで意識の無い患者の横にひざまずき、彼は言いました「ジョンソンさん、あなたの執刀医です。手術は成功で、心臓は治りました。後はあなたが心臓に再び打てと告げるだけです。」すると心臓が動き出しました。

旅する力

ある夏、短い期間に大量の原稿を書くという困難な仕事を引き受けました。来る日も来る日も、ひとりで原稿用紙に向かっていると疲れ切ってしまい、やる気が失せて投げ出したくなりました。そんな時、賢い友人が「ひと息入れて、ごちそうでも食べましょう」と言いました。