Category  |  病気と向き合う

音楽は薬

ベラが小児がんでノースダコタ州の病院に入院した時、治療の一環として音楽療法を受けました。音楽を聴くと気分が良くなることは昔から多くの人が経験しています。今では音楽の臨床における効用は研究者たちによって論文にまとめられています。音楽療法は現在、ベラのようながん患者だけでなく、パーキンソン病や認知症、心的外傷の患者たちに有効とされています。

堅固な信仰

ダイアン・ドッコ・キム夫妻は、長男が自閉症と診断され、悲しみに暮れました。彼女の著書『壊れない信仰』によると、愛する息子に対する夢や期待を、現実に合わせて調整することは楽ではなかったと言います。しかし、夫婦は、この経験を通して、神が自分たちの怒りや疑い、不安を受け止められると学びました。息子が大人になった現在、ダイアンは障害児の家庭を支援しています。神は決して約束を破られず、無限の御力と尽きぬ愛でいつくしんでくださると語ります。また、夢や希望、思い描いていた人生を失った時、それを悲しんでも大丈夫と断言します。

マーシーの嘆き

マーシーの父は、病気は魔術のせいだと言いましたが、エイズでした。父が亡くなると、10歳のマーシーはますます母を慕いましたが、3年後、その母も病気で亡くなり、姉が5人の弟妹を育ててくれました。マーシーが深い心の痛みを日記に綴り出したのは、その頃です。

希望を捨てない

がんと診断され、医者に身辺整理を促された友人が電話をしてきて、夫と幼い子どもたちが心配だと泣いていました。私は共通の友人たちに連絡し、ともに祈りました。その後、セカンドオピニオンを求めた医師に、あきらめるなと励まされたと知り喜びました。彼のチームが全力を尽くすと約束してくれたのです。その後、彼女は体調のアップダウンに振り回されず、神を見上げ、決してあきらめませんでした。

今、おられますか

妻が難病にかかった時、イエスを信じる信仰による平安を手にして欲しいと思い、マイケルは福音を語りましたが、彼女は関心を示しませんでした。ある日、通りがかりの本屋で「神さま、今、おられますか」という本に目が留まりました。妻がどう思うだろうとさんざん迷いましたが、結局買って贈ると、驚いたことに、妻は受け取ってくれました。

嘆きから礼拝に

キムは、2013年、乳がんの治療後4日目に、病気は肺に転移していて3年から5年の余命だと言われました。最初の1年は悲嘆にくれ、涙ながらに神に感情をぶつけていましたが、私が出会った2015年頃には、すでにすべてを神にゆだね、喜びと平安で輝いていました。もちろん辛い日もありますが、他の人を励ます中で、悩みや苦しみは、次から次へと希望に満ちた神への賛美の証しに変えられています。

苦しみの目的

人工透析が必要だと言われて、シウ・フェンは、もう十分だと思いました。独身で定年まで働きました。長年のクリスチャンです。頑張って長生きする理由はないと思いました。しかし、友人たちに説得され、神を信頼して人工透析を始めました。

祈りと成長

友人のデイビッドは、妻が若年性認知症になり、介護のために早期退職を余儀なくされました。時とともに妻の病状は進み、ますます生活が大変になりました。デイビッドは当初、神に対して腹を立てたと言います。「でも、祈れば祈るほど自分の姿を示された。結婚生活ですごく自分本位だったと気づいたんだ」と涙ながらに告白しました。彼は「妻の介護をして10年になるけれど、神は、物事を別の角度から見られるようにしてくださった。愛を込めた世話はすべて、妻とイエスにしていることだ。妻の介護は、私の人生に与えられた最大の特権だ」と語りました。

夜の歌

パーキンソン病に心身をむしばまれていく中、父は自分らしく生きることを渇望しました。心の平安を慕い求めながら、うつ症状に苦しめられました。愛を実感できなくて、孤独感にさいなまれることが多々ありました。しかし、大好きな詩篇42篇のみことばを読むと、孤独感が薄れました。