それはもう思い出さない
クリスチャンになった当初、私はいやな予感に悩まされました。イエスが再臨されたなら、自分のすべての罪は巨大スクリーンに映し出され、みんなに知られてしまうと思っていたのです。
自由になる
象は最大の陸上動物で、おそらく一番の力持ちです。ところが、頑丈なロープが一本あれば、象を抑えることができます。その方法はこうです。象がまだ子どものときに、大きな木につないでおきます。子象は、数週間はロープを引っ張ったり、身体をよじったりして自由になろうとしますが、ロープでつながれているのでどうにもなりません。ついには諦めてしまいます。象はやがて成長し、誰にも負けない力を持つようになりますが、自由になろうと暴れたりしません。一度失敗しているので、再挑戦はしないのです。自分は捕らわれていて、自由にはなれないと思い込んでいるからです。
出口
最近ロンドンに行きましたが、滞在中、地下鉄を使って行動することにしました。料金を払って地下に下りていき、電車に乗りました。しかし、慣れない人にとっては、降車駅に着いてからが大変です。出口を見つけられないと地下道で迷ってしまい、ちょっとした恐怖を体験します。
同類
ずいぶん昔になりますが、レイ・ステッドマン牧師は主日の礼拝メッセージで、コリント人への手紙第一6章9節から11節を読みました。「あなたがたは、正しくない者は神の国を相続できないことを、知らないのですか。だまされてはいけません。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者はみな、神の国を相続することができません。あなたがたの中のある人たちは以前はそのような者でした」(Ⅰコリ6:9-11)。次に、何ともいえない複雑な表情で、「参考のためにお聞きしますが、この中でどのくらいの人が、ここに書かれている罪を犯したことがありますか。身に覚えのある人は立ってください」と言いました。
陥落穴をおおう
中央アメリカを2010年5月下旬に襲った熱帯性暴風雨は「アガサ」と名づけられましたが、その豪雨は各地で大きな土砂崩れを引き起こしました。グアテマラシティの中心部には、深さ60メートルの陥落穴が口を開けました。突然地面が崩壊し、土砂とともに電柱や三階建てのビルを地の底に吸い込んでしまいました。
うっかりして
遊びに来ていた孫のアレックスを送って行ったとき、ひどい渋滞に巻き込まれました。私の車は巧みに割り込んできた車に押しやられて、高速道路料金を前払いしている車だけが通ることのできる車線に入りこんでしまいました。アレックスによると、私のナンバープレートの写真が撮られ、違反チケットが後日送られてくるのだそうです。私はおもしろくありませんでした。意図的に違反したわけではないのに、罰金を払わなければなりません。
後悔
買い物をした後で後悔したことはありませんか。そのときはわくわく感があっても、買ってしまってから後悔することが私にはあります。これが本当に必要だったかしら、こんなことにお金を使うべきだったかしら…と思うのです。
罪をやっつけた正義の味方
少し前ですが「あなたが罪を犯さないでいられた、一番長い期間とはどのぐらいですか。一週間、一日、それとも1時間ですか」と尋ねられました。なかなかきびしい質問です。正直な人なら、罪を犯さなかった日は一日もないと言うでしょう。しかし、この一週間を振り返って、神に「〇〇の罪を犯しました」と告白したことがあるかというと、それは無いかもしれません。そういう場合でも、この一週間、思いでも行いでも、まったく罪を犯さなかったと言うなら、それは自分を欺いていることになります。
窓に映るもの
アラスカで休暇を過ごしましたが、移動中の車の窓からたくさんの風景を見ました。暖かく、雨や霧に濡れることもない車内から、美しい景色を見ることができるのは感謝なことです。しかし、窓ガラスには課題もあります。雨が降ると、窓にしたたる水滴で視界がぼやけます。また、気温の変化によって窓の内側に結露ができ、外が見えづらくなるのです。