すぐそばにある治療薬
バハマ諸島の原始林をガイドの説明をメモしながら歩きました。触ると痛痒い発疹ができる黒い樹液を分泌する要注意の木も教えてくれました。しかし、心配は要りません。解毒剤は、すぐそばにあるのです。エレミの木の赤い幹を切って、かぶれたところに樹液を塗ると、すぐによくなると言います。
そっちは滑りやすい
スキーの初心者だった時、こんな経験をしました。ある日、息子の ジョシュについて、なだらかに見える斜面を滑っていました。私の目は息子の背中を追っていたので、彼が急斜面に入ったことに一瞬気づきませんでした。そして、突然コントロールを失い、猛スピードで斜面を下りました。最後はもちろん、雪の中に突っ込みました。
出直す
廃棄自転車を修理して、貧しい子どもたちに無料で提供する店が近所にあります。創業者アーニー・クラークは、ホームレス、障害者、市民生活に順応できない帰還兵などにも再生自転車を寄付します。自転車に第二の人生があると同時に、それをもらった人が、再出発することもあります。ある帰還兵はこの自転車のおかげで就職の面接に行くことができました。
持ち場に復帰
彼女は昔、親に暴言を放ちました。それが最後の会話になるとは知る由もなかったのです。後悔に苛まれ、何年もカウンセリングに通いましたが、未だ自分を赦すことができません。後悔の無い人はいません。しかし聖書は後悔に捕らわれない道を示しています。ダビデの例を見てみましょう。
人生を無駄にする
ヘロイン中毒は悲劇的です。患者は耐性のせいで量を増やさなければ快楽が得られません。それで致死量さえも摂取するのです。強い薬物で誰かが死んだと聞くとき、彼らの心にまず浮かぶのは恐怖ではなく「どこでそれが買えるのか」という問いでしょう。
実地訓練
ブラジルのある会社が、清掃員に日報をつけさせようとしましたが、うまくいきません。理由を調べると、ほとんどの清掃員は、読み書きができないのです。彼らを解雇することも出来ましたが、そうはせず、識字教室を開きました。すると、半年以内に誰もが基本的な読み書きを習得し、仕事が順調に進みました。
正直に認める
孫息子の朝は散々でした。お気に入りのシャツは見つからず、履きたい靴は暑すぎます。3歳の彼は、おばあちゃんに当たり散らすや、座り込んで泣き出しました。私が「いったいどうしたの」と優しく尋ねると、少し話をして落ち着いてきました。そこで「おばあちゃんにいい子だっ た」と聞きました。彼は靴に目を落とし考え込むと「ううん。悪い子だった。ごめんなさい」と言いました。
弱くても
アン・シーフ・ミラーは1942年、流産をして敗血症になり、危篤になりました。その時、同じ病院に入院中の患者が、新薬を開発した科学者の知り合いがいると言いました。アンの主治医は行政に掛け合い、その薬を提供してもらうと、彼女の体温は一日で正常に戻りました。ペニシリンが、アンの命を救ったのです。
鏡に映る物
映画「ジュラシック・パーク」の中で、ジェフ・ゴールドブラム演じるマルコム博士が仲間とティラノサウルスから逃げる場面があります。車のバックミラーには牙をむく恐竜の顎が見え、すぐ上には「ミラーに映った物は見かけよりも近くにある」と警告があります。