Category  |  試練

神の道を探す

英仏海峡トンネルは1994年5月6日に開通しました。技師のアルベール・マチューがこのプロジェクトをナポレオンに提案した1802年から、およそ二世紀を経てついに完成しました。イギリス海峡の真下に約50キロメートルの鉄道用トンネルができたことで、多くの人や車、トラックが、列車に乗ってイギリスとフランスの間を行き来するようになりました。この画期的な新しい道ができるまで、人々は何世紀にもわたって船で海峡を往来していました。

気難しい人々

著書「被告席に立つ神」の中でC.S.ルイスは、うまく付き合うのが難しいのはどういう人たちなのかについて語ります。自己中心、怒りっぽい、嫉妬深いなど、ねじれた性質が良好な人間関係を阻害します。私たちは時々、こういう難しい人たちと争わなくてよいならば人生はもっと楽なのに、と思います。

自由になる

象は最大の陸上動物で、おそらく一番の力持ちです。ところが、頑丈なロープが一本あれば、象を抑えることができます。その方法はこうです。象がまだ子どものときに、大きな木につないでおきます。子象は、数週間はロープを引っ張ったり、身体をよじったりして自由になろうとしますが、ロープでつながれているのでどうにもなりません。ついには諦めてしまいます。象はやがて成長し、誰にも負けない力を持つようになりますが、自由になろうと暴れたりしません。一度失敗しているので、再挑戦はしないのです。自分は捕らわれていて、自由にはなれないと思い込んでいるからです。

見かけ倒し

ある日、娘が車にあった私の新しいサングラスをかけて、「お母さん、これはサングラスではなく、ただのファッション・グラスね」と言いました。そして、「似合うから買っちゃったんでしょう」とからかいました。そのとおり。娘は私のことをよく知っています。私は、UVカットがどうだとか、日よけになるか否かなど、まったく考えずに買いました。格好良くて似合うので気に入ったのです。

不確かな時に

数年前、不況にあおられて多くの人が失業しましたが、悲しいことに、私の義理の弟もそのひとりでした。妹が状況をメールしてきましたが、先は見えないながらも、心は平安だと言っていました。神が自分たちのことを気にかけてくださっていると分かっているから、ということでした。

不安について学ぶ

水の入った大きなコップを渡されて、「胸の高さで持ってみて」と友人に言われました。ところが、時間が経つほどに腕がだるくなって、コップはどんどん重くなり、ついに手をおろしてしまいました。友人は言いました。「心配は、これに似ていると分かったの。いつまでも心配していると、心がどんどん重たくなっていくわ。」

祝福された健忘症

私の書斎は1階にありますが、2階の部屋にたびたび上がっていき、あれこれと用事をします。ところが困ったことに、2階に行くやいなや、何をしに行こうとしていたのか忘れてしまうことがあります。研究者ガブリエル・ラドヴァンスキーは、この現象についての仮説を立てました。戸口は出来事の境界線だというのです。

慰めへの誘い

米国のケネディ大統領が暗殺されたとき、ジャクリーン夫人のもとには、数週間で百万通近くの手紙が世界中から届いたと、ジェイ・ムルヴァニーとポール・デアンジェリスは、著書「ディア・ミセス・ケネディー」の中で記しています。それらの一部は、国家元首や有名人、また親しい友人からのものでしたが、他の多くは一般庶民から送られたもので、宛名は「ワシントン ケネディ夫人」や「米国 大統領夫人」のようになっていました。この人たちは、彼女に弔意を表し、その悲しみを共有したかったのです。

嵐の中の碇

マットとジェシカはヨットで航行していました。ハリケーン・サンディが近づいたのでフロリダの入り江に避難しようとしましたが、浅瀬に乗り上げてしまいました。大波が打ち寄せる中、彼らはすぐ碇(いかり)を下ろしました。そのおかげでヨットは動かず、彼らも救助されました。もし、碇を下ろさなかったら、容赦なく押し寄せる波に翻弄され、ヨットは海岸に打ち付けられてバラバラになっていたでしょう。