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精根尽き果て

1年で聖書を!
◆ イザヤ書39-40
◆ コロサイ4
聖書のみことば イザヤ書40:25-31
 
疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。―イザヤ書40:29

私が10代の頃、父と一緒に狩猟や釣りに出かけました。それは幸せな思い出ですが、一度だけヒヤリとする体験をしました。そのとき、私たちは車で高い山に登り、人里離れた場所にテントを張ってキャンプをしました。 そして、長い山道を下って、渓流釣りに出かけました。炎天下の中、私たちは長時間、魚を釣っていました。そろそろテントに戻る時間になって山道を登り始めたとき、父の顔がどんどん青ざめていきました。そして、めまいと吐き気にも襲われ、身体に少しも力が入らなくなりました。

お父さん!

1年で聖書を!
◆ 箴言30-31
◆ Ⅱコリント11:1-15
聖書のみことば Ⅱ列王記19:10-19
 
主よ。御耳を傾けて聞いてください。主よ。御目を開いてご覧ください。―Ⅱ列王記19:16

ジェームスは1歳半になりますが、自信たっぷりに家族を先導し、大きな教会の廊下を歩いていきました。お父さんは、息子が巨人(大人)たちの間をぬって、よちよち歩いて行くのを見守りつつ、後についていきました。ところが突然、ジェームスの視界からお父さんが消えてしまったのです。さあ、大変!ジェームスはパニックになり、立ち止まってキョロキョロすると、「パパ、パパ!」と泣き出しました。お父さんは、急いで彼のそばに走り寄り、幼いジェームスの伸ばした小さな手を、しっかりと握りしめました。するとすぐ、ジェームスは安心したのです。

神のあわれみ

1年で聖書を!
◆ 箴言10-12
◆ Ⅱコリント4
聖書のみことば 詩篇31:9-15
 
私をあわれんでください。主よ。私には苦しみがあるのです。私の目はいらだちで衰えてしまいました。私のたましいも、また私のからだも。―詩篇31:9

今日で2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロから10年になります。9月11日が来ると、アメリカ全土のみならず全世界に激震を与えた、あの破壊映像と悲嘆、そして喪失感が、心によみがえります。それを思い出すことなく、この日を迎えることはできません。何千もの尊い生命が失われ、この国が安全だという安心感が無くなり、国全体が深い喪失感に襲われました。あの個人的、また国全体としての喪失感は、あの日の出来事と共に、いつも思い出されることでしょう。

涙の必要性

1年で聖書を!
◆ 詩篇140-142
◆ Ⅰコリント14:1-20
聖書のみことば ルカ19:37-44
 
エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、―ルカ19:41

ハイチで2010年に大地震が起こり、壊滅的な被害をもたらしました。この小国を襲った大惨事のニュースに、誰もが大きなショックを受けました。胸が張り裂けそうな多くの映像の中で、特に私の心を捉えた一枚の写真があります。ひとりの女性が、大きな瓦礫の山を見つめて泣いています。彼女は、同胞たちのあまりの苦しみに圧倒され、混乱していたのでしょう。ただ途方に暮れて、涙を流すばかりでした。彼女の気持ちは理解できます。ただ涙を流すことだけが、目撃した苦しみに対するふさわしい反応なのです。

人間カメラ

1年で聖書を!
◆ 詩篇103-104
◆ Ⅰコリント2
聖書のみことば Ⅰヨハネ1:1-5
 
聖霊は、……わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。―ヨハネ14:26

スティーブン・ウィルトシャーは「人間カメラ」と呼ばれています。彼には、見るものすべてを細部に至るまで思い出して絵に描くという、非凡な才能があるからです。例えば、ローマの上空を飛行した後、白紙に中心街を書くように言われると、驚いたことに、曲がりくねった道、建物、窓、その他の細々したことを、記憶だけをたどって正確に描いたのです。

そばにいる

1年で聖書を!
◆ 詩篇35-36
◆ 使徒25
聖書のみことば Ⅰペテロ4:7-11
 
互いに励まし合い、互いに徳を高め合いなさい。―Ⅰテサロニケ5:11

一緒に旅をしていた友人は、すごく疲れているようでした。空港のカウンターでは、必要書類がさっと出せません。予約番号の紙も見つかりません。カウンターの係員は、笑顔で辛抱強く待ち、友人のチェックインを手伝ってくれました。彼女は搭乗券を受け取ると「次はどこへ行けばいいのですか?」と尋ねました。すると係員はにっこり私を指差し、「お友達のそばから離れないでください」と答えました。

問題を前にして

1年で聖書を!
◆ ヨブ記41-42
◆ 使徒16:22-40
聖書のみことば 民数記13:25-14:9
 
ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。……主が私たちとともにおられるのだ。彼らを恐れてはならない。―民数記14:9

健康診断の結果が悪かったり、信じていた友だちに裏切られたり、子どもが反抗したり、配偶者が去っていったりなど、人生には必ず問題が起こります。起こるかもしれない問題に際限はありませんが、それに対して取り得る道は、ふたつだけです。自分で何とかするか、真実の神に助けを求めるかです。

恐れに立ち向かう

1年で聖書を!
◆ エステル記6-8
◆ 使徒6
聖書のみことば 士師記6:11-23

主の使いが彼に現れて言った。「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」 ―士師記6:12

母親が5歳の息子に、物置からトマトスープの缶を取ってくるように頼みました。しかし息子は「暗いから嫌だ」と言いました。母親は「ジョニー、恐がらなくて大丈夫よ。イエスさまがそこにいるから」と諭しました。そこでジョニーは物置に行き、扉をゆっくりと開けました。そして、薄暗い部屋に向かって叫んだのです。「イエス様!トマトスープをひと缶渡してくれませんか?」

水先案内人の航海日誌

1年で聖書を!
◆ Ⅱ歴代誌1-3
◆ ヨハネ10:1-23
聖書のみことば 詩篇119:129-136

 
あなたのみことばによって、私の歩みを確かにし、― 詩篇119:133

大航海時代(15~16世紀)に帆船で大海原を冒険した人たちは、危険な沿岸で舵取りをすることもありました。水先案内人たちは様々な航法を用いましたが、そのひとつは航海日誌の利用です。航海日誌は前人未踏の危険な海域を航行した先人たちの記録です。船の船長は、この日誌に記されている出来事を読んで危険を回避し、難所を切り抜けていきました。