悲嘆と希望
アメリカのカントリー歌手、ジョージ・ジョーンズが81歳で亡くなったとき、ファンは彼の素晴らしい歌声や波乱に満ちた人生に思いを馳せました。その曲の大半には、ジョーンズ自身の切なさやあこがれが映し出されていましたが、それ以上に人を感動させたのは、彼の歌い方でした。シカゴ・トリビューン紙の音楽批評家グレッグ・コットは、「ジョーンズの歌声は、心の痛みを伝えるために造られた」と語りました。
待つ…
娘婿のジョンが神から離れてしまっていたので、ハリーは何年もの間、毎日、彼のことを神に祈っていました。そして、ハリーは亡くなりました。数か月後、ジョンが神のところに戻ってきました。舅が毎日祈ってくれていたことを姑のマーシャから聞かされて、ジョンは「戻るのが遅すぎました」と答えました。しかしマーシャは、「主はハリーの生前の祈りに、今も応えつづけてくださっているのよ」と、うれしそうに語りました。
にわかの喜び
ポラロイドカメラ「SX-70」が1972年に発売されたとき、写真撮影に革命をもたらしました。オーウェン・エドワードはスミソニアンマガジンの記事で、ポラロイドカメラは「物理学と工学と電子工学の奇跡」だと語りました。写真を撮ると、カメラの前から「四角い白の紙が出てきて、人の目の前で写真が現像されます」。即座に結果が得られることは、大きな売りでした。
主を待ち望め
私たちは今、様々なツールで即座に連絡を取り合うことが普通になっているので、少しでも返事が遅れるといらいらしてしまいます。そんな様子は滑稽です。妻の携帯にメールを送ったのに返信が待てず、電話したりする人がいるのです。
目立たない
友人のジェーンが職場のミーティングで発言しましたが、何の反応もありません。それで、もう一度言ってみましたが沈黙でした。同僚たちは彼女を無視したのです。彼女は、自分の意見は彼らにとってどうでもよいことだし、自分自身もいてもいなくてもどっちでもよい存在だと感じました。ひょっとしてあなたは、彼女の気持ちが分かるかもしれません。
希望の探求
◆ エゼキエル書24-26
◆ Ⅰペテロ2
ミネソタ大学の研究者たちの調査によると、アメリカの10代の若者の約15パーセントは、自分はきっと35歳になる前に死んでいるだろうと思っているそうです。この種の悲観的な物の見方をする人たちは、無鉄砲で奔放な傾向にあるようです。この研究を小児科学会誌に発表したボロスキー博士は、「こうした若者は危険なことをしがちです。なぜなら、絶望感にさいなまれ、自分には失うものなど何もないと思っているからです」と語っています。
喜ばしい日
◆ 詩篇113-115
◆ Ⅰコリント6
子どもたちがまだ小さかった頃、私は10日間の聖会奉仕の旅を終えて帰国しました。当時の飛行場は、到着の客を出迎える人たちがゲートの中まで入ることが許されていたので、飛行機が着陸してタラップから降り立つと、幼い子どもたちが出迎えてくれました。みんなパパに会えた嬉しさのあまり、大声で泣きじゃくっていました。妻を見ると、目に涙をいっぱいためています。私は、何も言えませんでした。子どもたちが私の足に抱きついて「パパ!パパ!」と叫ぶのを見ていた人々も、涙を誘われていました。それは、本当に素晴らしいひとときでした。