1年で聖書を!
◆ 詩篇116-118
◆Ⅰコリント7:1-19
聖書のみことば ピリピ4:4-13

 
すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。―Ⅰテサロニケ5:18


ある詩人は「人は愚かだ。暑いときは寒さを求め、寒いときは暑さを求める。常にないものを欲しがる」と書きました。
 
人間の性格について、洞察に満ちた言葉です。一方、ピリピ人への手紙4章11節には「私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました」とあります。これは本当に可能なのでしょうか。
 
パウロには、それができました。パウロは自分の人生について「私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリ4:12-13)と書きました。パウロにとって、何かを持っているとか持たないとかは、神との関係に比べれば大したものではありませんでした。彼の心の満足はキリストとの関係に基づいており、状況には左右されなかったのです。
 
パウロの言葉から、満ち足りた心を一朝一夕で得られるわけではないと分かります。満ち足りた心とは、自分で学んでいくものです。神との関係が、時と様々な経験を経ることで深まっていくと、私たちは自分ではなく神に頼ることを学びます。パウロはどんな状況に遭遇しようと、キリストが耐える力を与えてくださると知っていました(13節)。
 
今、どんな状況に直面していたとしても、祈りを通して満ち足りる力を得られます。 (Albert Lee)
 
満足は救いと同じところ、つまり、キリストの内にある。