1年で聖書を!
◆ イザヤ書30-31
◆ ピリピ4
聖書のみことば ダニエル書6:1-10
 
彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた。―ダニエル書6:10

米国最大の大学フットボールの試合が、2011年にはユダヤ教の大切な祭り、ヨム・キープルに行われることになりました。それを知ったテキサス大学の学生会は、大学側に日程を変えるようにと嘆願しました。長年の宿敵オクラホマ大学との試合の応援に行くか、それとも大切な聖日を守るかという二者選一を、ユダヤ教徒の学生に迫るのは不公平だからというのがその理由でした。しかし、試合の日程は変わりませんでした。宗教の自由が認められている社会で暮らしていても、各人の信仰が試され、難しい選択を迫られることは必ずあるものです。

ダニエルは、結果はどうあれ神に従う、という勇気を公に示しました。彼を政敵とする大臣たちは、ダニエルを国政の場から追放しようと罠を仕掛けました(ダニ6:1-9)。しかしダニエルは、その法律に異議を唱えたり、自分は罠にはめられたと不満を口にしたりはしませんでした。聖書は語ります。「ダニエルは、その文書の署名がされたことを知って自分の家に帰った。   彼の屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていた。   彼は、いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝していた」(10節)。
 

神が獅子の穴から助け出してくださるかどうか、ダニエルにはわかりませんでしたが、彼にとって、それは問題ではありませんでした。彼は、結果はどうあれ、神を神としてたたえる人生を選んだからです。私たちもダニエルのように、自由に主に従うことができます。

(David McCasland)

キリストに従うことを選んでいれば間違いない。