高校生のグループがジャマイカの老人ホームを慰問したとき、部屋の隅に寂しげな人がいました。障がいのために寝たきりで、彼の世界はベッドの上だけでした。

彼に気づいた女の子が側に行き、聖書を読んで神の愛について話しました。そして、さらに知りたそうだったので、イエスの犠牲の死とよみがえりについて説明しました。この人は家族も無いので、見ず知らずの人が、彼のために死んでくれたと納得するのは難しかったようです。しかし、イエスの愛を更に語り、またイエスを信じる人は皆、天国に行けると伝えました。すると彼は「そこで私とダンスを踊ってくれますか」と尋ねました。彼女は、この人が衰えて思うように動かない身体から解放された自分を思い描いていると感じました。彼がイエスを救い主として信じたいと言ったので、彼女は悔い改めと信仰告白の祈りを導いてあげました。そして、いっしょに写真を撮っても良いかと尋ねると「起き上がるので手を貸してください。もう新しい人になりましたから」と応えました。

人生を変え、希望を与え、すべての人に開かれている、それこそキリストの福音。ですから私は神をほめたたえます。信じるなら誰でも、新しい人に変えられます(コロサイ1:5、23)。