シングルマザーのアルマは、早朝が嫌いだと言います。静けさは不安を呼び、家事をしていても、お金の心配や、子どもたちの健康や学業のことを考えてしまうと言います。夫が出て行ってから、女手ひとつでこどもを養育するのは大変だけれども、神が目を留めておられることを信じていると言います。仕事を掛け持ちする体力をくださって日々の必要を賄い、子どもたちが神の教えを毎日受け取るように導いてくださると語ります。

旧約聖書に登場するエジプト人奴隷のハガルは、神が見ておられる意味を理解していました。彼女は主人の子を身ごもると彼の妻を軽視し、結果、彼女にいじめられて砂漠に逃げました(創16:4-6)。ハガルは孤立し、自分と生まれてくる子どもの将来は、暗く絶望的だと感じました。

しかし、「主の使い」が現れて、「主が、あなたの苦しみを聞き入れられた」(7、11節)と告げ、すべきことを教え、将来の安心をくれました。ハガルによって、私たちは、神が「エル・ロイ」、つまり「私を見てくださる方」(13節)だと学びました。

あなたもハガルのように孤独の中で悩んでいるかもしれません。しかし、忘れないでください。どんな荒野にいたとしても、神はあなたに目を留めておられます。神を求め、神が最後まで導いてくださると信じましょう。