Month: 10月 2023

準備万端

母は2020年11月27日、95歳で帰天しました。新型コロナウイルス感染症流行の影響で親族や友人が集う葬儀は行えず、代替手段で彼女の人柄を偲びました。私たちは、主にまみえる準備は万端、熱望さえしているという母の信仰に慰められました。自身の生き方が証明するその確かな希望で、彼女は死に向き合うことができたのです。

いのちを見つける

ブレットがキリスト教系大学で聖書を専攻するのは自然な成り行きでした。クリスチャンに囲まれて育ってきたからです。牧師になりたいとさえ思っていました。

見える!

初めて眼鏡をかけた3歳のアンドレアスは、「鏡を見てちょうだい」と言われて、自分の姿をちらりと見た後、満面の笑みを浮かべて父の方を向きました。父は息子の頬を伝う涙をそっと拭いながら「どうしたの?」と尋ねました。息子は父の首に腕を回し、「パパが見える」と。それから頭を後ろに傾けて父の目を見つめました。「パパが見える!」

秘められた傑作

台湾の国立故宮博物院は世界屈指の中国美術の収蔵を誇ります。作家のアーサー・C・ブルックスは、そこで「まだ着手されていない作品と聞いて、何を想像しますか」とガイドに尋ねられたと『アトランティック』誌に書いています。「真っさらなキャンバスかな」と答えると、「別の見方も可能です。傑作はすでに存在していて、芸術家の仕事はそれを表出させることかもしれません」と言われました。

「こども聖書クラスオンライン」3ヶ月限定相互リンクキャンペーン

One Hopeがスタートしたユーチューブチャンネル「こども聖書クラスオンライン」通称こどクラが2023年9月、ついに100時間目に到達!それを記念し、3ヶ月限定相互リンクキャンペーンを行います。こどクラ動画の中で関連する「デイリーブレッド」の記事が紹介されます。この機会にこどクラを知っていただき、ご家庭や教会でぜひご活用ください。

麗しい生き方の知恵

もっと賢かったら、と思うことは誰にもあるでしょう。仕事でもプライベートでも、知恵の必要性を日々感じます。

そこで、日常生活をうまくまわし、人間関係を円滑にするための知恵を、書籍や相談できる人、セミナーなどに求めます。しかし、役立つ知識を得ても、何か物足りなさを感じることがあります。私たちには、世間の知恵以上に、神だけが与えてくださる知恵が必要なのです。

知恵は「主を恐れる」ことから始まると聖書は教えます(詩篇111:10、箴言1:7)。神を恐れるとは、その威厳と神聖さゆえに神を敬い、尊ぶことです。なぜ主を恐れることが知恵を得る出発点になるかは、真の知恵がどのようなものかを知ると分かります。

ヤコブの手紙3章17節は、神が与えてくださる知恵の特徴を7つ挙げています。知恵は、清く、平和で、優しく、協調性があり、あわれみと良い実に満ち、偏見がなく、偽善もありません。これらは皆、キリストのご性質を反映するもので、キリスト者全員が求めるべきです。神を畏れ、神と共に歩み、まっすぐに主に従う選択を積み重ねていくことで、あなたは知恵のある人になります。

あなたは、神に栄光を帰し、人のためになる道を選んで生きていきたいと思いますか。ヤコブは、「あなたがたのうちに知恵が欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます」(1:15)と言いました。私たちの神は、気前の良いお方です。神を恐れられるように助け、神のために麗しく生きる知恵を惜しみなく与えてくださいます。

デイリーブレッド寄稿者Poh Fang Chia

日々を振り返り、そこに働く神のご計画やみこころに目を向けることによって知恵は育まれます。知恵を大切にし、さらに育んでいくには、どうすればよいでしょう。
【このテーマは今月の以下のエッセーでも取り上げています。】
1日 自然を通して神を知る
8日 私たちに必要な知恵
15日 神の意外な方法
22日 危険に突進

自然を通して神を知る

アマツバメの動きを模して羽ばたくドローンを国際的な研究チームが開発しました。しかし、アマツバメには未だ遠く及びません。この鳥は、時速150キロで飛び、ホバリングや急降下、急旋回、急停止ができるのです。鳥は「信じられないほど速く飛び、翼を畳み、ねじり、羽毛の隙間を開き、複数の筋肉を使ってエネルギーを節約します」と研究者は語ります。彼らの羽ばたきドローンは未だ「生物の飛行の10パーセント程度」しか再現できていないといいます。