セスは家にあった薬を全部飲みました。崩壊家庭で育った彼の人生は混とんそのものでした。父は自死するまで妻を日常的に虐待していました。セスは人生を終わらせようと思ったのです。しかし、「死んだらどこに行くのだろう」という思いが頭をよぎりました。そして、神のあわれみによって命を取り留め、やがて友人と聖書を学び、イエスを自らの救い主に迎えました。彼が神に引かれた理由の一つは、被造物の美と秩序に気付いたことです。「そこに美があります。誰かがこの全てを造ったのです」と語りました。

私たちは創世記1章で神の創造の御業を見ます。「茫漠として何もな」かった無秩序の地に(2節)、神は秩序を造られました。「光と闇を分けられ」(4節)、海の真ん中に地を置かれ(10節)、植物や生き物を「種類ごと」に造られました(11-12、21、24-25節)。天と地を創造し、全てを定まった場所に置いたお方は(イザ45:18)、セスが気付いたように、キリストに自分を委ねた人々に平和と秩序をもたらしておられます。

人生は混とんで困難かもしれません。しかし「神は混乱の神ではなく、平和の神」です(Ⅰコリ14:33)。賛美しましょう。今日、主を呼び求めましょう。神だけが授ける美と秩序に気付かせていただきましょう。