久しぶりに家族が集まった時、母は自分が記した文章を見せてくれました。それは彼女の祖母スーザンをたたえる内容でした。「おばあちゃん」は、母の話に度々登場します。スーザンは「夜明け前」に起きて一家のために祈っていました。その鮮明な思い出は、母の生き方に大きな影響を与えました。また今日、彼女に会ったことのない私の心さえも支えています。
曾祖母の姿は、箴言31章の女性を想起させます。その女性も「夜の明ける前」(15節)に起き出し、目に見える形で一家を支えました。例えば、食料を調達し、畑を買い、ぶどう畑を作り、商売を成功させ、服を仕立てるなどさまざまなことをしました。全ては、大切な人たちが不自由なく暮らせるようにするためです。さらに彼女は、「貧しい人……乏しい人」にも手を差し伸べました(20節)。
箴言31章に列挙された仕事の数の多さやその内容を見ると、この時代、一家を支え、家族の必要に応え続けていくのは、決して生易しいことではなかったと分かります。1800年代生まれの私の曽祖母にとっても、それは同様で、一家の切り盛りは簡単ではなかったことでしょう。しかし、早朝にささげる彼女たちの祈りは、一日を祈り心で過ごす姿勢と共に、家族と「隣人」の世話を使命として生きる女性たちを励ましてくれました。主なる神が彼女たちを支えてくださったのです。
どうやって日々の仕事を前向きにやり遂げるようにしますか。朝早く、また日常的に祈ることは、どのように役立ちますか。