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寄稿一覧 Ade Chandra

大きな古時計

1年で聖書を!
◆ 箴言3-5
◆ Ⅱコリント1
聖書のみことば 詩篇90:1-12
 
私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください。― 詩篇90:12

ヘンリー・クレイは1876年、祖父の生涯を通して、忠実に時を刻み続けた時計を題材にした、「大きな古時計」という歌を書きました。おじいさん愛用の時計は、子どもから老人になるまで、彼の人生の節目を見ていました。「100年休まずにチクタク、チクタク。おじいさんと一緒にチクタク、チクタク。今はもう動かない、この時計」と、この歌は繰り返します。

公正さに焦点を当てる

1年で聖書を!
◆ 箴言1-2
◆ Ⅰコリント16
聖書のみことば 箴言1:1-9
 
悪を憎み、善を愛し、門で正しいさばきをせよ。―アモス書5:15

大リーグ135年の歴史の中で、完全試合を達成した投手はわずかに20人です。2010年6月2日、デトロイト・タイガースのアーマンド・ガララーガは、21人目の投手になろうとしていました。ところが、投手なら誰でも夢見る完全試合の達成はふいになってしまいました。審判が判定ミスをしたのです。録画ビデオは、それを映していました。審判は後日、誤審を認めて謝罪しましたが、試合中の判定を後で覆すことはできません。

成長の計測

1年で聖書を!
◆ 詩篇148-150
◆ Ⅰコリント15:29-58
聖書のみことば エペソ4:1-16
 
私たちがみな、信仰の一致……に達し、……キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。―エペソ4:13

高校生が机の長さを温度計で測ろうとしたので、教師のデービッドは唖然としました。彼は15年間の教師生活の中で多くのショッキングな場面に立ち会いましたが、それでも、定規と温度計の区別もつかないまま高校生になってしまった若者には驚愕させられました。

仕事は素晴らしい

1年で聖書を!
◆ 詩篇146-147
◆ Ⅰコリント15:1-28
聖書のみことば 創世記1:26-31
 
神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。―創世記1:26

仕事はアダムとエバの罪の結果、もたらされた呪いだと考えながら育ったクリスチャンがいます。この考え方が放置されると、普通の仕事は神の目に尊いことではないと考えたり、牧師や宣教師の働きよりも劣っていると思ったりします。ところが、創世記1章26~31節を読むと、それは間違いだと分かります。

蟻の世界

1年で聖書を!
◆ 詩篇143-145
◆ Ⅰコリント14:21-40
聖書のみことば Ⅱテモテ4:9-18
 
デマスは今の世を愛し、私を捨てて―Ⅱテモテ4:10

クリスチャン大学の学長になって、最高に嬉しいイベントは卒業式です。その日、私は、「あの卒業生たちは、キリストの力で世界を変える、との熱い信仰を持って船出するのだ」と興奮しながら、卒業式の会場に向かっていました。そして、ふと足元に目をやると、働き者の蟻たちが忙しそうに動き回り、いつもの日課をこなしています。私は思いました。「蟻さん、『砂の山』を築くより、もっと大切なことが今、起こっているのだよ。」

涙の必要性

1年で聖書を!
◆ 詩篇140-142
◆ Ⅰコリント14:1-20
聖書のみことば ルカ19:37-44
 
エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、―ルカ19:41

ハイチで2010年に大地震が起こり、壊滅的な被害をもたらしました。この小国を襲った大惨事のニュースに、誰もが大きなショックを受けました。胸が張り裂けそうな多くの映像の中で、特に私の心を捉えた一枚の写真があります。ひとりの女性が、大きな瓦礫の山を見つめて泣いています。彼女は、同胞たちのあまりの苦しみに圧倒され、混乱していたのでしょう。ただ途方に暮れて、涙を流すばかりでした。彼女の気持ちは理解できます。ただ涙を流すことだけが、目撃した苦しみに対するふさわしい反応なのです。

アイドルは困りもの

1年で聖書を!
◆ 詩篇137-139
◆ Ⅰコリント13
聖書のみことば 詩篇139:1-14
 
私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。―詩篇139:14

子どもの頃、ピート・マラビッチというバスケットボール選手にあこがれていました。彼は奇術師のように巧みにボールを操って「ピストル・ピート」と呼ばれていました。

巻物を捜せ!

1年で聖書を!
◆ 詩篇135-136
◆ Ⅰコリント12
聖書のみことば Ⅱ列王記22:8-23:3
 
私は主の宮で律法の書を見つけました……―Ⅱ列王記22:8

 ある日曜日、私は教会の子どもたちに言いました。「教会堂に聖書個所を書いた巻物を何本か隠しておいたから、それを捜してごらん。その巻物を見つけて、そこに書かれている聖書のみことばを大きな声で読んだら、先生が賞品をあげるよ。」みなさんにも、あの子どもたちの様子を見て欲しかったです。彼らは会堂中を駆け回り、椅子を動かしたり、植木鉢を持ち上げたり、(許可をもらって)大人のバックの中を捜したりしました。彼らはワイワイ楽しみながら、けれども必死になって捜しました。そして、巻物を見つけ出しました。みことばを見つけて喜ぶ子どもたちや、応援しながら一緒になって喜ぶ大人の様子は、私たちに神のみことばを求めることの大切さを再認識させてくれました。

教えられやすい心

1年で聖書を!
◆ 詩篇132-134
◆ Ⅰコリント11:17-34
聖書のみことば 箴言2:1-9
 
自分を知恵のある者と思うな。―箴言3:7

礼拝が始まる直前に、後ろの席にいた少年と母親の会話が聞こえてきました。7月と8月のふた月は箴言を毎日1章ずつ読みましょうと週報に書かれていたのですが、少年は「8月は30日しかないのに31章はどうするの」と尋ねていたのです。母親は「8月は31日まであったはずですよ」と答えると、少年は「いいや。30日しかない」と言いました。